【読書日記】山本文緒『無人島のふたり-120日以上生きなくちゃ日記-』
やっと『無人島のふたりー120日以上生きなくちゃ日記ー』を読む。泣きすぎるかもとも思って躊躇していたのだ。結論から言うとそんなことはなかった。この本は読者を悲しませようとか泣かせようとか一切考えていない。
『再婚生活ー私のうつ闘病日記ー』の時も思ったが、内容は壮絶でつらい。でも文章から受ける印象はそうではなくて、だからページをめくる手が止まらない。
この本に関しては、読む前に北大路公子さんがこれについて書いたエッセイをネットで読んでいたので「夫」と「王子」という呼び名に注目していた。(『再婚生活』では「夫」のことを「王子」と書いているのです。)
「夫」と「王子」は書き分けたのだろうか?書き分けていたのだとしたら、最後の最後までプロですごいと思うし、もし無意識なら…ごめんなさい。やっぱり泣いてしまうかもしれません。
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