【製本のある暮らし】本当の郷土料理。
綴人の note にお越し頂き、ありがとうございます。
2月三連休の初日、かみさんは女子会とやらでお昼を食べにお出かけ。放置された私はというと、個展の準備で一日部屋にこもりっきり。
正直、ありがたい。
現在はカリグラフィー作品に没頭中。
大好きなゴシック体の作品を制作中。かなりの集中を要する書体で、頭も手もかなり疲労する。
内容は「オズの魔法使い」、前々から書いてみたかった。(*^-^*)v
なにせ文字高が5㎜と小さいため、疲労度が半端ない。1時間も経つと手が振るえてくるので、長めの休憩を取るのです。頭の中で本の活字をゴシック体に変換しながらの作業なので、脳の疲労もかなりのもので甘いものが欲しくなり、板チョコなんかをバリバリかじって集中力を取り戻します。
そんなものだからお昼は塩気が欲しくなるのです。
放置された私のお昼はカップ麺、緑色のタヌキとやら。
しょっぱいね、しょっぱい! なんかもたれる・・・
年のせいでしょうか?、最近カップ麺を一つ食べると胃がもたれ、きつい。
疲れからか、白米も一杯そえてストレス食いをしてしまったためか。(-_-;)
白米のおかずは、ほんの少し残っていた煮菜(にな)。
私の住む新潟の代表的な郷土料理に、煮菜(にな)とのっぺがあります。
素朴なしょっぱさが本当に美味い。いくら食べても胃にもたれるようなことはない。子供のころからあるものだから、当たり前に思っていたのだけれど、作れる人達がどんどん亡くなってきているので、食べる機会が少なくなってきている。
タイトル画像はのっぺですが、料理屋さんで出てくるもので、批判を承知でいいますが、あれはのっぺではありません。洗練され過ぎです。
冠婚葬祭で仕出しののっぺが出ることがあるのですが、かみさんも同意見で、あれはのっぺとは言えない、小洒落たのっぺもどき。郷土料理というものは洗練されたものでなく、家族が生きるため、婆ちゃんやかあちゃんが作る料理のこと。だからどんなに腕のいい料理人でも作ることは出来ない、それぞれの家庭の味。
DNAにその味が刻まれた私たち世代は、晩年にきっと言うでしょう、
煮菜が食いてぇーーー!!
のっぺが食いてぇーーー!!
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。