海外でコンプレインを言うササピー Vol.1
連載中のコンプレックスでも書いたが、初めての海外旅行はNYそれも21歳くらいで、NYへの直行便はパンナムという時代!
パンナムって何?
という声が聞こえてきたような、、、
お経じゃないよ!(笑)
このNYでは、結構コテンパンに自身の英語の下手さ、知識の無さ、
根性の無さ、などを存分に味わうこととなった。
全てが自己責任である。
その後、結婚して金沢に転勤になり、クリスというアメリカ人から
週に3回、英語の個人レッスンを受けるチャンスに恵まれ、お金は会社払いという夢のような展開であった。
後にオーストラリア・シドニーのインターコンチネンタルに併設されて
いるホテルスクールを視察に行くため、英語の能力を高めておく必要があったのだ。
折角英語も上達したみたいなので、これは現地で試してみないと、、、
共働きで、結構お金はあり、まだ子どももいなかったので、
NY、LA、SFO、HNL(ホノルル)、JHM(マウイ)などへ
何度も出掛けた。
ホノルルのハイアット・リージェンシー・ワイキキはお気に入りであった!
さて、今回はNYでブロードウェイを観たあと(ミス・サイゴンだったかグランド・ホテルだったか、そのどっちか)ディナーを食べたレストランでの話。
結構歴史を感じさせるレストランで、美味しかった。
問題は会計の時に勃発した。
会計伝票を見ると、既にTIPの欄に金額が記入されていた。
なんだこりゃ?
「すいません、会計伝票のことで聞きたいんですが・・(勿論英語で)」
いかにも映画に出てくるようなオーナーらしきおじさんが、ニコニコして登場した。
※以下の会話は全て英語で行われています!
「いかがなさいましたか?」
「あのね、この伝票のTIPのとこ、これ金額を書き込むの私じゃないの?」
「ミスター、おっしゃる通りでございます!」
「だって、金額記入してあるよ!」
「おっと失礼いたしました!お客様は日本から来られて、アメリカのシステムをご存知無いと思ったものですから、、、しかし、アメリカに長く生活されているんですね!とても英語もお上手で、、いま、伝票を書き直してお持ちします。」
「アメリカに長く生活・・・、英語も上手」
このワードにすっかり気を良くしたササピーは、前の伝票に書いてあった金額よりも多めのTIPを置いて
「サンキュ~!」と帰ってきたのであった。