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クイーンビートルは、なぜ廃止?

JR九州の子会社「JR九州高速船」(福岡市)が日韓を結ぶ高速船「クイーンビートル(QB)」(定員502人)の浸水を隠して運航していた問題で、JR九州の古宮洋二社長は、8月から運休を続けるQBの運航再開を断念し、日韓航路から撤退すると発表しました。QBがどんな船だったのか、近年の状況などをQ&A方式でまとめました。【久野洋】


 Q 福岡市と韓国・釜山(プサン)を結ぶ高速船が廃止されるって聞いたよ。

 記者 JR九州の子会社が運航する高速船「クイーンビートル(QB)」のことですね。2024年、船首からの浸水が続いていたことを隠して運航した不正が発覚しました。8月から運休し、福岡海上保安部が捜査しています。修理も難しいとして、JR九州は運航再開を断念し、事業からの撤退を決めました。

 Q どんな船なの?

 A 船体の両脇に小型の船体をくっつけた「三胴船(さんどうせん)」と呼ばれる構造が特徴です。全長83メートルのアルミ合金製で、船首は鋭くとがっています。定員502人で、約200キロ離れた福岡市と釜山を約3時間40分で結んでいました。以前は191人乗りの水中翼船「ビートル」を複数運航していましたが、団体客を取り込もうと約60億円をかけて建造したばかりでした。

 Q 鉄道会社が高速船を運航していたの?

 A JR九州は1987年の国鉄分割民営化で誕生しました。鉄道だけでは経営基盤(きばん)が弱く、多角化を狙って91年に日韓高速船を始めました。フェリーや飛行機と競いながら旅客数を伸ばし、韓流ブームもあった04年度は年間35万人と最盛期を迎えました。しかし、リーマン・ショックや日韓関係の悪化、格安航空会社(LCC)の台頭もあり近年は苦戦していました。

 Q 新型コロナウイルス禍もあったね。

 A QBは20年に完成しましたが、コロナ禍で日韓航路が運休しており、ようやく就航したのは22年秋。当時、コロナ禍を乗り切るため会社は運航をQB1隻(せき)体制にしていました。そんな中で浸水問題が起きてしまったのです。乗り心地の良さや定員数の多さでLCCに対抗しようと投入された船でしたが、結果的に、JR九州の日韓高速船事業に幕を下ろす引き金となりました。

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【ササピー】

上記に
定員502人で、約200キロ離れた福岡市と釜山を約3時間40分で結んでいました。以前は191人乗りの水中翼船「ビートル」を複数運航していましたが、団体客を取り込もうと約60億円をかけて建造したばかりでした。
とあるが、
今の時代に、どんな団体を取り込もうと考えたのか、全く理解出来ない。
飛行機も、以前は国内線にもジャンボ機が色んな路線で飛んでいたが、流石に毎日500席以上を高い搭乗率をキープ出来なくなり、ガソリンの無駄遣いとなって、どんどん小型な機種に切り替わっている。
エアバスの146席、194席サイズが人気のようだ。
ボーイングも似たようなサイズの機種が中心である。

更に、JR九州は、以前運用していた水中翼船は複数所有していたものは全て売却し、定員502名のクイーンビートル1隻だけに切り替えた、、
それで、どうやって採算を取ろうとしたのか?
全く理解出来ない。
1日2往復くらいしか出来なかったのでは?

結果的に、60億かけたクイーンビートルは、たいした期間稼働せずに、浸水問題発生、運休そして撤退なので、赤字を作っただけである。

そういった部分をマスメディアは、もっと深く追求すべきである。
誰がこれを判断し、進めたのか?
ハッキリさせて欲しい!

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ササピー
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