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国民審査
先日あった最高裁裁判官の国民審査には驚いた。
6人のうち4人で、罷免(ひめん)を求める×印の割合が10%を超えたからだ。
それだけのことで、と笑うなかれ。
この20年で57人が審査を受けたが、ふた桁になったのは一人もいなかった。異例の結果と言っていい
▼最も×印が多かったのは今崎幸彦長官。
犯罪被害者の遺族給付金をめぐる訴訟で、同性パートナーを給付対象とすることに反対意見を述べたことが、投票日前にネットなどでちょっと話題になっていた。
その影響があったのかもしれない
▼国民審査が司法へのメッセージだとすれば、こちらは司法からのメッセージだろう。
きのう東京高裁で、同性婚を認めていない民法などを違憲とする判決があった。
いまの規定は「差別的取り扱い」だとして、変わりつつある社会を後押しした
▼司法と世論のバランスはどうあるべきか。
国民審査制度の導入を議論した1946年の帝国議会では、それが大きなテーマだった。「(裁判官が)俗論に迎合することになりはしないか」と、一時は憲法の原案から削除されかけた
▼確かに、裁判官が保身のために、国民の受けを気にするようなことがあってはならない。
だが主権者のチェックから、司法だけ逃れられるわけもない。
司法と社会が大きな対話を繰り返すことで、少しずつ課題は解決にむけて動き出す
▼国民審査は、そのための一つのツールだ。埋もれかけていた対話の方法を見つけた――。今回の審査結果は、その証しかもしれない。
※朝日新聞より
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袴田事件をはじめ、検察と裁判所に対して
国民が厳しい目を向けてきた結果だと思う。
実は私も2人に❌を付けた。
近い将来、この審査を通らない裁判官が出てくるかも知れない。
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