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袴田事件について②

【ネットニュースより抜粋】

26日の裁判では、静岡地裁は捜査機関による「3つのねつ造」を指摘しました。
まずは、袴田さんの自白について…
裁判長
「心理的に追い詰め、犯人と決め付けて執ように自白を迫った非人道的な対応」
“実質的にねつ造されたもの”と認めました。
そして、最大の争点となった“5点の衣類”。血痕について「1年以上みそ漬けされた場合に血痕に赤みが残るとは認められない」として、捜査機関による加工のあと、隠されたものと指摘しました。
さらに、袴田さんの実家から発見された“ズボンの共布(ともぬの)”についてもねつ造と指摘した。

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「自白調書は非人道的な取り調べによって得られた」「『5点の衣類』は捜査機関によって捏造された」――。国井の厳しい指摘に、検察官の1人が虚空を見つめ、不満そうな表情を浮かべる場面もあった。

 最後に国井はひで子に向かい、改めて判決の要点を説明。声を詰まらせながら、「判決は巌さんに自由の扉を開けました。まだ、扉が閉まる可能性もあります。長い時間がかかったことは、裁判所として申し訳ないと思っています」「これからも心身ともに健やかにお過ごしください」と語りかけた。

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捜査機関によるねつ造を認定
2023年10月から始まった再審公判では、検察側が“5点の衣類”について袴田さんが犯行時に着用し、味噌樽に隠したと改めて主張し、「捏造はどう考えても実行不可能で非現実的」と述べたのに対し、弁護側は「“5点の衣類”は何者かが袴田さんを犯人に仕立てるために捏造したものであり、そうした動機があって実行できたのは警察しか考えられない」と反論。
そして、静岡地裁は9月26日、無罪判決を言い渡した。

争点となった“5点の衣類”に関しては「赤みが残るとは認められない」とした上で、「捜査機関によって血痕を付けるなどの加工がされねつ造されたもの」と認定し、自白についても「黙秘権を実質的に侵害し、虚偽自白を誘発するおそれの極めて高い状況下で、捜査機関の連携により、肉体的・精神的苦痛を与えて供述を強制する非人道的な取り調べによって獲得されていて、実質的にねつ造されたものと認められる」との見解を示している。

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【ササピー】

裁判所は捜査機関によるねつ造を認定し無罪判決、、、
これについて、どうもスッキリしない。
検察側の証拠が捏造であったならば、それは犯罪にならないのか?
弁護側が同様な捏造の証拠を出した場合は、どうなるのか?
現時点で、捏造と判断出来たのであれば、なぜに今まで再審請求を拒み、そして50年以上という長い時間が掛かったのか?
これでは司法は機能しているとは言えないのでは無いか?
過去にどのくらいの「えん罪」が眠っていたのか、と考えてしまう。

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ササピー
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