新千歳空港と千歳飛行場
新千歳空港の「新」の意味は、なんなんだろう?
と、調べてみたら色んなことがわかった。
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前身の千歳空港は軍民共用空港であり、1951年の民間航空再開後、自衛隊機と民間機が共用で使用してきた。
しかし、1978年に千歳空港と東京国際空港(羽田空港)間の旅客数が世界最多となるなど旅客数・貨物量が増加。
大阪や名古屋、福岡など全国の大都市や、道内各地を結ぶ路線が就航するなど、北海道のハブ空港として機能するようになった。
一方で、ソ連機の領空侵犯に対する自衛隊機のスクランブル出動は年間200回にも及び、その間、民間機は地上や周辺空域で待機を余儀なくされ、長い場合は30分にもわたることがあった。
そのため、航空機の安全確保と航空需要の拡大に対応するため、新たに新千歳空港が建設されることとなり、1975年(昭和50年)11月20日に着工。1988年(昭和63年)7月20日に、民間専用の空港として開港した。
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新千歳空港は、3000メートルの滑走路が2本あり、千歳飛行場も3000メートルの滑走路が2本ある。
4本の滑走路が上空からは平行に並んで見える為、誤侵入の事故も時々起こるそうである。
新千歳空港と千歳飛行場は、隣接している為、
新千歳空港の滑走路が使用出来ないで、千歳飛行場の滑走路を使用するという事態もあったそうである。
一方、新千歳空港よりも離発着の多い福岡空港は、2800メートルの滑走路が1本しか無く、完全にキャパオーバーである。
来年春からは、2本目の滑走路の利用がスタートするが、国際線の離陸専用としてしか運用が出来ず、あまり発着枠は広がらないようである。
福岡空港は、敷地に限りがあり、一方新千歳空港は、広い敷地に、いざとなれば4本の滑走路が使えるという、あまりにも違いが大きいと思った。
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