中3不登校息子くんと適応指導教室。HSP母ちゃんは調整係
世間は夏休みムードが高まってますね。Mrs.GREEN APPLEの「青と夏」がピッタリの季節!
楽しそうにしている子ども達を見ると、眩しいなぁと感じます。
みんな事故や事件に気をつけて、夏の良い思い出を作って欲しいです。
我が家の不登校3年目の息子くんも、学校生活で忙しかった友達と連絡が取れて嬉しそう。
6月後半から7月前半の、あの暗黒期はどこへ?
いつまで機嫌の良い時が続くのかわかりませんが、とりあえず今を楽しんで欲しいです。
今回は息子くんが一応通っている、市の適応指導教室についてや、私が感じたことなどあれこれ書いていこうと思います。
中3息子くんと適応指導教室の話
息子くんは中学3年の5月下旬から、市の適応指導教室にお世話になっています。
適応指導教室に通うのは、実はこれが3回目。
1回目は中学1年の1~3月、2回目は中学2年の5~7月に。ちなみに、私たちが住んでいる市では、学年が修了すると適応指導教室は一度終了となります。
進級して新しいクラスで登校出来るように、との考えが市にあるようです。
新しいクラスに行けなかったら、適応指導教室に来ていいよ、となってはいるんですが。
また引き続き利用したい時は、4月中旬くらいになってから、適応指導教室と担任の先生に利用したい旨を伝えないといけないんです。
再度、適応指導教室を利用する時は、また適応指導教室へ行って面談をし、担任の先生から申請書をもらって記入して提出して…といった流れが必要になります。
これ、平日でないと出来なくて…。担任の先生とも電話で何回かやり取りもしないといけない。(ホント遅い時間までありがとうございました)
適応指導教室にいたっては、17時まで。フルタイムで仕事してると、シフトの調整をしてもらわなければならず、すぐに適応指導教室へ行ける状態ではなかったです。
通級を申請するだけでも一苦労。それが初回だろうと、2回目だろうと毎回それなりの手間がかかります。中学校と適応指導教室とSSWさんに連絡を取って、日程調整して…となかなかハード。
HSP気質の私にとって、職場に早退などの申請や、あちらこちらへの電話連絡は地味に疲れました。仕方ないけど。
私が手続きに苦労したとしても、通うのは息子くん本人。どうにか調整して通級出来るようになったんだから、頑張って通ってよねと思ってしまうことは、よくありました。でも当の本人は、1学期はなかなか通えないまま、夏休みを迎えました。
中学3年、3度目の正直?で適応指導教室へ
通えていないなら、適応指導教室に行く必要はないのではないか。この疑問、何度もわいてきます。
2回目の適応指導教室では、なぜ途中でやめてしまったのかというと、息子くんと先生がうまくいかなかったんですね。
そんな状態だったなら無理に行かせる必要はない、正直この思いは今でも残っています。
にも関わらず、なぜ3度目の正直でまたまた行くことになったか。一つは本人が「高校行きたい。出席日数ないと行けなくなるかもしれないから、適応指導教室に戻ろうかな。」と、話したこと。
もう一つは、不登校の訪問支援に来てくださっている支援員さんから、適応指導教室をすすめられたからです。
不登校訪問支援員さんと息子くん
不登校の訪問支援員さんとは、市のSSWさんから紹介されて支援を受けるようになりました。
支援は中学2年の秋の終わりくらいから始まったのかなぁ。
毎月、市では不登校保護者の勉強会みたいなのがあって、私も2回ほど出席しました。
支援員さんは、その勉強会の講師をされています。
30代前半の男性で、児童相談所の一時保護や放デイでの経験がある方です。
色々支援員さんとのエピソードはあるのですが、長くなるのでまた別の機会に書きますね。
で、その支援員さんは、うちの息子くんと関わっていく中で、息子くんは家庭以外の場所で人と接した方がいいし、人との交流を欲していると判断されました。
その結果、適応指導教室への通級を勧められることに。フリースクールにもどこにも属してなかったし、今回は本人のやる気があるので、利用を申請することを親子で話し合って決めました。
支援員さんは適応指導教室の先生と知り合いらしく、息子くんとの関わりのポイントを伝えることができるし、対応で難しいことがあったら連携が取れるとのこと。
2回目の適応指導教室では、先生曰く反抗的な態度もあったとのことだったので、仲立ちになってくださる人がいるなら、息子くんはどうにか続けられるかなと良くも悪くも期待しました。
そんなわけで中学3年の5月に、3度目の正直で適応指導教室へ通うことになり、現在に至っています。
適応指導教室ってどんなとこ?
自治体によって適応指導教室の方針や規模は、色々なのかなと思いますが、一応参考程度にどんな感じなのか、書いておきます。
適応指導教室の1日の流れ
10時 登校 朝の会
1,2時間目 勉強時間(科目は曜日によって違う)
12時 昼食(持参した弁当か、近くのコンビニで買うのもOK)と昼休み
13時 余暇活動(ボードゲーム、スポーツ、工作など)
15時 帰りの会 下校
1日の流れはだいたいこんな感じです。制服で登校してもいいし、体操服やジャージでもOK。
勉強時間は授業ではなく、自習スタイル。わからないことがあったら先生に質問し、勉強を教えてもらう形です。個別塾に似てるのかなぁ。
生徒数はその時によっても変わるようですが、現在は9人くらい。(息子くん談)男子が4名、女子が5名。学年では3年生が一番多いらしく、息子くん入れて6人はいるようです。
みんな毎日、適応指導教室へ登校しているわけではないようで、週に数回、中学校にも通う生徒もいるとか。
運動会の時も、何人かは「見学」という形で出席したみたいですね。息子くんは当然、運動会には行きませんでした(中学校生活で1回も出てないな)。
なので、完全に不登校の生徒ばかりが通うところではないようで、私はそれが驚きでした。みんな学校に行けない子ばかりがいると思っていたので。
適応指導教室に通うことで中学校へ行けるようになったのか、それとも元々中学校へたくさん通えない子が併用する形で利用しているのか。謎です。
適応指導教室では、外でのレクレーションもあって遠足や日帰りキャンプ、調理実習なんかもあります。
息子くんはこのレクレーションが苦手で中1,2の時は、毎回欠席。でも、今回はちゃんと出席できたことに今、改めて気づきました。なんだかんだで頑張ったんだなぁ…。
こうして整理して書くと、その時見落としていたものが見えてくるもんですね。
中3一学期は、どのくらい通えたのか
レクレーションに頑張って参加したんだな、と感慨深く思った後にこんなことを書くのは何だかなと思いますが。記録として結果だけを残しておくとするならば、ということで。
5月の下旬から7月の中旬までの約2ヶ月の通級で、週にどれくらい通えたかというと、週に3回行けたことが1回あって、あとは週2回でした。ざっと数えると、登校できた回数は15回くらいでしょうか。
週2回通って、約2か月間で15回くらいなら十分では、と思われるかもしれません。でも、10時~15時までまる一日過ごせたのはレクレーションの日に2回、中間テストの日に1回。それ以外は遅刻が9割以上あったり、早退したりでした。
11時から12時までの一時間だけ過ごす、なんて日も普通にありました。
息子くんは過敏性腸症候群もち
なんでそんなに遅刻ばかりしてたかというと、息子くんは過敏性腸症候群持ちなんです。適応指導教室に行く前に必ずお腹が痛くなって、トイレから30分以上出てこれないようで。
私も仕事があるため、毎日送迎はできないし、息子くん本人がどうにかするしかないのですが。とはいえ、お腹が痛かったらどうしようもなく。私は送迎のために仕事は休めないし、悩ましいです。
過敏性腸症候群をどうしていくか、症状を緩和させるには…。
息子くんは不登校になった時、児童精神科にかかっています。今までは精神に関わる薬が処方されることはなく、様子見でした。中学3年になってから腹痛がひどくなったので、近々1年ぶりくらいに受診して主治医に相談します。
病院受診をしてどうだったか、どんな治療を受けるのか今後書いていきますね。
最後までありがとうございました!書くことで息子くんの今までの頑張りを再発見できて嬉しかったのと同時に、ちゃんと頑張ってる彼を言葉で伝えていかないと、と反省。
書いて整理するって大事ですね。