ADHD×片付け ~準備編~
こんにちは。
「ADHDでも生きやすくなりたい!!」
と申します。
私は現在慶應大学を留年中のADHD当事者です。ADHD寛解を目標として、その方法と実践を投稿しています。よろしくおねがいします。
今回は一般的にADHDが大の苦手とする片付けについて、インターネットや本を参考に、実践していきたいと思います。
①どうして片付けできないの?
ADHD症状は多岐にわたり、個人によってその程度も異なるでしょうが、私の場合は以下のようなことが理由です。
ADHDの代表的症状、「先延ばし癖」
ADHDの方は必ずと言っていいほど、「先延ばし癖」を口にします。病気の寛解を目指すなら、必ず向き合わなければならない課題です。
しかしながら、この「先延ばし癖」は片付けと組み合わさるとなかなか厄介です。
なぜならば片付けは、一般的に週に1,2回、使用頻度が高い場所であれば、毎日にでも行うべきものだからです。
先延ばしが重なると、片付けコストは雪だるま式に増えていき、片付ける機会を失ってしまいます。
私は整理やごみ捨てをついつい先送りにしてしまい、いつのまにか机や床は飲みかけのペットボトルや缶、教科書や菓子箱などあらゆるものを散らかしてしまいます。
結局デスクの作業スペースは両手大ほどまで狭まり、それでもなおゴミ捨てができない状態です。
そして結局「すぐに汚くなるのなら掃除しなくてもいいか」という考えに流され、数か月に一度しか掃除をしなくなってしまうのです。
一度に多種多様な情報を摂取する行為
片付けをしている最中は様々な情報を目にします。例えば、不要になった本や洋服、思い出深い品物や失くしていたものをみつけることもあるでしょう。
そのたびに一喜一憂してみたり、別の行為に注意が向いて片付けを放棄してしまうなど、思考は右往左往し遅々として片付けは進みません。
私も片付けの過程で見つけたものをメルカリに出品してみたり、過去のトラウマに悶えてみたり、処分を決めあぐねてついに何も捨てられなかったりなどの経験は一度や二度ではありません。
②目標
今回の取り組みのねらいは至ってシンプルで、「自室を清掃し、整理された状態を保つ」です。
普通に考えたらかなり程度の低い目標だとは思いますが、実際それをできていない現状なので仕方ないです。
③方法
期間は一か月、進捗は一週間ごとにnoteに記録することとします。
前述したとおり、私が片付けをできない理由は、「先延ばし癖」と「処分作業中の注意散漫」によります。よってこの二つに対応する形で対策を考えてみました。
ルール
1 月曜はデスク、水曜はベッド回り、金曜はクローゼット、日曜はフローリングを掃除する。各曜日に指定した場所のみを掃除する。それ以外の場所は絶対に触らない。
2 掃除は必ず起床直後に行わなければならない。掃除が完了するまではスマホを触るなど次の行動に移ってはならない。
3 掃除は必ず10分以内に終わらせる。それ以上かかるなら切り上げる。
4 「迷ったら捨てる」を徹底する。
1-2は先延ばし対策、4は注意散漫対策、3は両方です。
なるべく最低限のコストでルーチンワークを組めるように工夫しました。
やや強迫観念じみてるところもありますが、ゴミ箱のような自室の様子を考えると、これくらいで丁度良いのかもしれません。
とりあえずこのような形で掃除を習慣づけてみたいと思います。また一週間後様子を見て、改善の必要があればまた方法を変えてみます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。