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娘からの一言がどうにも納得いかない話
生意気盛りの我が娘。
昨夜も一緒に風呂に入り、上がった後おもむろに私の頭に鼻を近付けこう言った。
娘:「しかも臭いし」
父:「く、臭いてオカシイやろ!」(怒号)
そもそも風呂上がりで臭いなどということはあってはならない。
風呂上がりに4歳児からクサイなどと言われたら私がこの先生きていくモチベーションすら危ういではないか。ていうか私が大岡越前なら遠島を申し付けたとしても何らおかしくない話だと言うのだ。
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それに「しかも」とは何だ、しかもとは。
ネガティブな要素があってからの「しかも」なら解る。
「あんたいっつも汚い服着て、しかも臭いし」
なら解る。
それがド頭からとはどういった了見なのか。
その違和感と破壊力たるや、目出し帽を被り包丁を持って銀行へ行き窓口の行員に
「すいません、口座作りたいんですけど」
と言うのと同程度と言ってもいい。
何だったら「もう一回やり直せ」である。
それともアレか。
「しかも」の前で内心「お父さんブサイクだし」とか思ったうえでのか?
しかしそんなことを4歳児にコンコンと説教しても解るはずもなく、結局悶々とするしかないのであった。
※12年前の話。
今や娘も高校生だが同じことを言われそうで毎日怖い。