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〜シルエットとフォルム〜
ペスブログvol.8
〜シルエットとフォルム〜
コムデギャルソンとマスファッション
ファッションにおいて「シルエット」と「フォルム」はしばしば混同されがちだが、実際には異なる概念を表している。
シルエットとは、衣服を着た時の全体的な形や輪郭を指す。
例えば、Aライン、Hライン、Xラインなどがシルエットの一例。
一方、フォルムとは、衣服自体の立体的な形や構造を指し、素材やカッティング、ドレープの仕方などがフォルムを形成する。
シルエットは視覚的な印象を決定し、体型やスタイルを強調するのに対して、フォルムは衣服のフィット感や動きやすさを左右する。
例えば、コムデギャルソンのデザインでは、シルエットが大胆でユニークであることが多く、フォルムは立体的で構造的な特徴を持つことが多い。
コムデギャルソンとマスファッションの違い
コムデギャルソン(Comme des Garçons)は、ファッション界において独特な地位を占めるブランド。
デザイナーの川久保玲によるアバンギャルドなデザインは、常に従来のファッションの枠を超えるものです。コムデギャルソンの作品は、シルエットとフォルムの両方で革新的であり、非対称のカットや複雑なレイヤリング、予想外の素材の組み合わせが特徴です。
一方で、マスファッションは大量生産を前提とした一般消費者向けのファッションです。ここでは、シルエットとフォルムはトレンドやコスト効率に基づいてデザインされ、着やすさや普遍性が重視されます。シンプルで流行を取り入れやすいデザインが多く、価格も手頃であることが特徴です。
コムデギャルソンとマスファッションの比較
シルエット
コムデギャルソン
大胆で非対称、独特な形を持つ。
マスファッション
流行を反映しつつも、万人受けするスタンダードな形。
フォルム
コムデギャルソン
構造的で立体的、複雑なディテールが多い。
マスファッション
シンプルで効率的なカッティング、快適さを重視。
素材
コムデギャルソン
ユニークで高品質な素材、実験的な組み合わせ。
マスファッション
コストパフォーマンスを重視した一般的な素材。
シルエットとフォルムの違いを理解することで、ファッションを深く楽しめます。
PESPARK スタッフy