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最近の記事

多様化と無関心

ジャンルの多様化と無関心について考えると、現代のファッション業界が直面している複雑な問題が浮かび上がります。かつて、ファッションは特定のスタイルやムーブメントに基づいていたものが、今では多様なジャンルが共存し、それぞれの個性を主張しています。ここでは、この「ジャンルの多様化」と、それに伴う消費者の「無関心」について探ってみたいと思います。 ジャンルの多様化:個性と表現の拡張 ファッションにおけるジャンルの多様化は、自己表現の手段として歓迎されるべきものです。ストリートファ

    • 〜ファッションの多様化とその魅力〜

      ペスブログ vol.13 ファッションの多様化とその魅力 ファッションの世界は、常に変化し進化し続けています。かつては固定されたスタイルやトレンドが主流でしたが、現代では多様化が進み、個々のスタイルが尊重されるようになっています。この多様化は、私たちのファッションの選択肢を豊かにし、自分らしさを表現するための無限の可能性を提供してくれます。今回は、ファッションの多様化について、その魅力や意義を探っていきたいと思います。 多様化の背景 ファッションの多様化が進んだ背景に

      • メンズがスカートを履くことの魅力と可能性

        ペスブログ vol.12 〜メンズがスカートを履くことの魅力と可能性〜 近年、ファッション界ではジェンダーレスの流れが加速し、メンズがスカートを履くことも珍しくなくなってきました。この変化は、ファッションにおける性別の境界を超え、個人のスタイルや自己表現の自由を追求する動きの一環です。 歴史的背景と文化的影響 スカートを履くことは、新しい現象ではありません。古代エジプトやギリシャ、ローマでは、男性もスカートやドレープのある服を着ていました。スコットランドのキルトや日本の袴

        • 〜差別化する為のTシャツの着こなし〜

          ペスブログ vol.12 〜差別化する為のTシャツの着こなし〜 Tシャツは、ファッションアイテムの中でも最もシンプルで汎用性の高いアイテムの一つです。しかし、そのシンプルさゆえに、他の人と差別化することが難しいと感じることもあるでしょう。今回は、Tシャツを着る上での差別化のポイントについて考えてみます。 1. デザインの選び方 まず、デザインの選び方です。オリジナルデザインのTシャツやヴィンテージのプリントTシャツを選ぶことで、他の人とは違った個性的なスタイルを作り

          〜アメカジファッションにおけるデニムの魅力〜

          ペスブログ vol.11 アメカジファッションにおけるデニムの魅力は、その歴史と多様性にあります。 アメリカンカジュアル(アメカジ)は、アメリカの労働者階級やミリタリースタイルから派生したファッションスタイルで、デニムはその中心的なアイテムです。 まず、デニムの耐久性は労働着としてのルーツから来ています。 しっかりとした生地は、長時間の作業にも耐え、使い込むほどに柔らかく、体に馴染んでいきます。この経年変化は、デニムの最大の魅力のひとつです。 色落ちやアタリが出ることで

          〜アメカジファッションにおけるデニムの魅力〜

          デイリーファッションにおけるカジュアルダウンとドレスアップ

          ペスブログ vol.10 〜デイリーファッションにおけるカジュアルダウンとドレスアップ〜 日常のファッションにおいて、カジュアルダウンとドレスアップは、場面や気分に応じてスタイルを変えるための重要なテクニックです。それぞれの概念を理解し、実践することで、シンプルなアイテムでも多様なコーディネートが楽しめるようになります。 カジュアルダウンとは? カジュアルダウンは、フォーマルなアイテムや少しキレイめな服を、よりリラックスしたカジュアルなスタイルに変えることを指します。た

          デイリーファッションにおけるカジュアルダウンとドレスアップ

          形而上学的"現現現代ファッション"推考

          ペスブログ vol.9 形而上学的"現現現代ファッション"推考 大人になると時が経つのが早いもので、 10代の頃の5年前、10年前というのは、 小学校、中学校に通っていた、 もしくは 物心つく前という測る尺度が、 ありありと感じる記憶と 学生階級(もしくは体的・精神的な変化)があるから遠く感じるが、 30代の5年前、10年前はついこの間だ。 前置きはさておき 今から5年前(2019年頃)のファッションは SNSの流行もあって、 ファッションの見える化が進み、過激的な

          形而上学的"現現現代ファッション"推考

          〜シルエットとフォルム〜

          ペスブログvol.8 〜シルエットとフォルム〜 コムデギャルソンとマスファッション ファッションにおいて「シルエット」と「フォルム」はしばしば混同されがちだが、実際には異なる概念を表している。 シルエットとは、衣服を着た時の全体的な形や輪郭を指す。 例えば、Aライン、Hライン、Xラインなどがシルエットの一例。 一方、フォルムとは、衣服自体の立体的な形や構造を指し、素材やカッティング、ドレープの仕方などがフォルムを形成する。 シルエットは視覚的な印象を決定し、体型やスタ

          〜シルエットとフォルム〜

          デニムの着こなし

          ペスブログ vol.7 〜デニムの着こなし〜 デニムの着こなしは、シンプルでありながら奥深いファッションアイテムとして、多くの人々に愛されています。今回は、デニムの履きこなしについて、その基本的なコーディネートをご紹介します。 デニムの基本的な着こなし 1. 自分にあったシルエットを見極める デニムの選び方で最も重要なのは、シルエットです。自分の体型に合ったシルエットを選ぶことで、デニムの魅力を最大限に引き出せます。例えば、スリムフィットは細身のシルエットを強調し、リ

          デニムの着こなし

          デニムブランド概要

          ペスブログ vol.6 〜デニムブランド概要〜 デニムブランド差別化するための各ブランド特徴コンセプト リーバイスヴィンテージクロージング キングオブキングつまりスタンダード 歴史や背景、圧倒的信頼 ヴィンテージの原型そのもの、であるが、現行品がそうであるとは限らない。 ・生地 スタンダード ・各ディテール 年代に合わせたパターン展開 裏カン、裏リベット、赤耳、オリジナル生地の使用、バンザイループなど 色落ちを楽しむといった履かれ方をする人は比較的多いという印象だが、

          デニムブランド概要

          〜ジャンルの3D化〜

          ペスブログ vol.5 〜ジャンルの3D化〜 こと1つのジャンルにおいて、 私のスタイリングは世間と比べて上なのか、下なのか? と考える。 ある一定の着こなしを体現していくと、 上なのか、下なのか? ではないことに気がつく。 同ジャンルであっても、 良し悪しは様々だから、 上でも下でもない。 "横"となる。 とはいえ、こいつには勝てない。という瞬間はあるもので、 横なんてとんでもない。恐れ多い。 となった時、 "斜め"となる。 これの連続があった時、これらを俯瞰して

          〜ジャンルの3D化〜

          〜ファッションの構築と没落〜

          ペスブログ vol.4 〜ファッションの構築と没落〜 ファッションとは何か? モードとは何か? みたいなことは重要そうに見えて、重要ではない。 ファッションというのは、 "みんなと一緒が良いけど、みんなと一緒じゃ嫌だ。" というような、"矛盾"が本質である。 と考える。 さらに モードは、その時々の時代の少数派である。 とも言っておく。 モード=流行 (時代に沿って流れ行くもの) と、訳すのはそういうことだ。 アヴァンギャルドファッションのような、 いわゆる尖

          〜ファッションの構築と没落〜

          〜used clothes thinking method〜

          ペスブログ vol.3 〜used clothes thinking method〜 古着の魅力とはなんだろうか? デザイナーの観点から推察すると、 それは、着用感というような2次的なデザインが含まれるということが1つ挙げられる。 これは、デザイナーが意図したデザインの範疇を超え、時間という概念が含まれるというような見方ができる。 古着の魅力は意図しない、 偶然性が孕んである。 だから面白い。 昨今"BORO"という価値観が生まれたが、 古着だけで固めると、(それも良

          〜used clothes thinking method〜

          深みの出し方思考法〜色合わせ、カルチャー合わせ、

          ペスブログ vol.2 深みの出し方思考法 〜色合わせ、カルチャー合わせ、 理論武装とちぐはぐ〜 靴下とかTシャツのプリントの色を拾う 拾いすぎも良くないから、ネイビーとかで色を逃すみたいな パキッとした水色だからゴリゴリ同色で合わせる これがセオリーである。 しかし、割と何も考えず使うのが良いとも思う。 生地の特性的なことを理解して使うと、意味合いが変わってくる。 そのものをよく観察すること 着て感じて理解すること 歴史を調べてみる。 色合わせ以外にカル

          深みの出し方思考法〜色合わせ、カルチャー合わせ、

          ポロシャツと半袖シャツ

          ペスブログ vol.1 PESPARKの今夏の傾向として、 ポロシャツと半袖シャツに注目しています。 PESPARKではシャンブレーシャツやチェックの半袖シャツを大量に所有しています。 これまでは長袖シャツを腕まくりして着ることが多かったのですが、今年の夏は半袖シャツを着る比率が高くなっています。 大量に所有しているからという理由もありますが、これまで苦手意識があったため、いつか挑戦したいと思っていました。 苦手意識の理由は以下の通りです。 子供っぽくなること

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