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Photo by
nakameguromt
ソーシャルワーカーに伴走支援はできない(小児科分野のジレンマ)。
小児科分野は、20年くらいの経験値でようやく一人前
20年前に生まれた医療的ケア児。
20歳の誕生日前に、成人後の制度の変更に相談に来てくれた。
「20年前には大変お世話になりました」とお父さんに言われた。
「これからもよろしくお願いします」とお母さんに言われた。
慢性疾患児への医療ソーシャルワークは、数年では分からない。
慢性疾患児や重症児の成長でぶつかる就園、就学、就労の支援を経験することで、ようやく一人前になった感じがする。
この分野の医療者は、医師、看護師、保育士問わず、「伴走型支援」を強調する。
20年後も支援できますか?
普段から当たり前のように、「いつでも相談してください」と話をしている。
お母さんは、目先の問題に関する相談が多いが、
お父さんは、「将来」という相談が多い。
それの分野にも対応できるようになるのが当たり前である。
しかし、今日生まれた赤ちゃんのお父さん、お母さんに対しては、
その子の20年後、対応できる年齢か?
怪しくなってきた。
だんだん、お父さん、お母さんよりも、そのおじいちゃん、おばあちゃんの年齢に近づきつつある。
いつまで、伴走して、困ったときに相談に乗りたいが、
それを約束できない。
約束できないことは約束するのは失礼に感じる。
ツールを作り出せ‼
子どもは成長する。
その成長で必要な支援をまとめよう。
そして、後輩たちに自分たちのスキルを継承する研修をしていこう。
そうすれば、「いつでも相談してください」が約束となる。