田を分ける(地域医療連携室)

織田信長の言葉と思っていたが、言葉自体は江戸時代らしい。

入退院支援の診療報酬の影響で、地域医療連携室のスタッフは増員傾向。部門長も整備され、外部から見れば羨ましい感じである。

しかし、院長のところへ行くことがかなり減った。

部門長も幹部系の医師も配置されているので、院長まで行くことが少ない。

そもそも、病院はスタッフがそんなに多くない。
特に、横断的な仕事をしている部署のスタッフは、大規模病院でも、小学校の一クラス並みの人数だと思う。

近年、地域の流動が激しい。
信頼された社会資源の一角が崩れ、弱い組織が乱立している。

病院は、地域資源である。

院内のことだけで、経営戦略を練っても、上手くいかない。
地域の実情を踏まえる必要もある。

わが師は、制度と院内の2つの経営環境と言っていたが、私は、それに加えて、地域という3つの経営環境が、医療経営を複雑にしていると感じている。

院長への距離が遠い。

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