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『満月珈琲店の星詠み〜本当の願いごと〜』望月麻衣さん
数年前に購入した望月麻衣さんの『満月珈琲店』。
再び読み返してみたら心にグッとくるものを感じてもっと読みたいという思いに駆られた。
そしてネットで望月麻衣さんの作品を探していたら、なんと!『満月珈琲店』シリーズが第5作まであると知った!
すぐに2作目になるこの『満月珈琲店〜本当の願いごと〜』をポチッと購入。
正直1作目が私にとって良すぎて、続編への不安はあったけどワクワクしながら読み始めた。
読み始め冒頭で、登場人物は全く変わっているのが分かって、少し寂しいような気もしながらも読み進めていった。
今回も、登場人物の心の内側、生きてきた環境などに感情移入してしまって、時に苦しくなったり泣きたくなったりしながら引き込まれて読んだ。
「本当の願いごと」というテーマについて自分にも照らし合せて深く考えてもみた。
答えはまだ見つからない
よくわからない
未だ自問自答中
登場人物が全く変わってしまったと思っていたのだけど、読み進めていくうちに1作目の登場人物との関わりが見えてきた👀
え?そうなの?
なるほどここで繋がるのね
と楽しくなる。
これは2作目だけのことではなく
3作目、4作目、5作目すべてで登場人物が繋がっていて、分かった時のハッと閃いたような感覚が嬉しい☺
そして前の作品に戻ってもう一度読んで確かめたくなる。
それからもう1つ私にとって楽しいのが
話の中ででてくる満月珈琲店で出されるドリンクやデザート、フードの数々
満月珈琲店には、メニューは無くそれぞれのお客さんに合ったものを猫のマスターが提供してくれる。
そのフードのキラキラした綺麗なイラストも魅力だけれど
私はその描写が好きで、読んでいると本当に目の前にあるようで、味も想像できてしまい
食べたい
飲んでみたい
と心から思ってしまう。
どこかに本当に存在していて
食べられるんじゃないかと思っている自分がいる。
どっぷりと「満月珈琲店」の世界に浸って
自分も出会えないだろうか‥出会ってみたい等と考えると楽しくなってくる
このシリーズは5作目まであって
実はもう既に5作目まで読み進めているところ。
このままだとあっと言う間に読破してしまいそうで寂しくて、ちょっと立ち止まって2作目のレビューも書いてみた。
追記:
この本の一番胸にグッと来た部分を書いていなかった。
私は感動してもすぐ内容を忘れてしまうから(・・;)備忘録として記しておく。
話の中に登場人物の7歳になる子が登場するのだけれど、その子の持つ人並みではないいろんなことを見抜く力であったり人を癒し笑顔にする力に心を揺さぶられた。
私自身、今まで子どものそういう力にたくさん救われて助けられてきた。
大人にはない子どもの持つ不思議な洞察力というのか、見抜く力って本当にある。
そう実感することの多いこの頃なので、とても心にしみて感情移入し泣きそうになった。
最近泣きそうになってばっかり(/_;)