タイムマシンに乗ってワ活を振り返る2
2021年秋から2022年初春のこと
2021年の春夏でニュージーランドのソーヴィニヨンブランを比較的集中して7本試したら、共通な部分と価格帯や生産者さんによってさまざまな違いを感じて、素人なりにもかなり楽しかったのです。
ピコーん! 次はシャルドネだ
ということで、次にこれも好きな品種である「特徴がないのが特徴」と言われるシャルドネで遊ぶことにしました。すでに季節は秋から冬、しかし室内で飲むのですから気温は気にしないことにしました。
国別、生産者別で購入ベースの価格帯は税抜き2.5k〜4kくらいのイメージでした。今ならもう少し慎重なセレクトが出来ますが、当時の知識を考えればまずまず悪くなかったと思います。
イメージしたラインナップ
特別編のシャブリのグランクリュを除くラインナップの概略はフランスでオープニングの泡で乾杯、憧れの銘醸地に寄った後に国外に出発して、飛行機で世界を巡る旅をイメージにして(フランス人じゃないしパスポートはずっと前に無くなったし、ということで国際線なんて若かりし頃しか使ってないけど)、訪問先で2本ずつ試しながら移動して最後にフランスに戻って、最後は泡で乾杯というものでした、我ながらエモい!
早速試合開始
2021年10月 カーヴ・ド・ヴィレ クレマン・ド・ブルゴーニュ シャルドネ BRUT NV(仏)
★★★★ 4.0点
2021年11月 カーヴ デ ヴィニュロン ド ビュクシー ドメーヌ デ ヴィーニュ ブルーモンタニー プルミエ クリュ2018(仏 コートシャロネーズ)
★★★★ 4.0点
2021年11月 ジャン シャルトロン リュリー モンモラン2019 (仏 コートシャロネーズ)
★★★★ 4.0点
2021年11月 カレラ セントラルコースト シャルドネ2018(米 セントラルコースト)
★★★⭐︎ 3.5点
2021年11月 オーボンクリマ シャルドネ サンタバーバラ カウンティ2019(米 セントラルコースト)
★★★★ 4.0点
2021年12月 エラスリス マックス リゼルヴァ シャルドネ2018(智 アコンカグア)
★★★★ 4.0点
2021年12月 ベティッグ ヴィーノ デ プエブロ シャルドネ2020(智 マレコバレー)
★★★★ 4.0点
2022年1月 ジョセフ クローミー ぺピック シャルドネ2019(豪 タスマニア)
★★★★ 4.0点
2022年1月 ジャイアント ステップス シャルドネ2020(豪 ヤラバレー)
★★★ 3.0点
2022年1月 ジョーダン シャルドネ2018(南 ステレンボッシュ)
★★★⭐︎ 3.5点
2022年1月 クリスタルム ジ アグネス2020(南 ウェスタンケープ)
★★★★ 4.0点
2022年2月 セギノ ボルデ シャブリ2019(仏 シャブリ)
★★★⭐︎ 3.5点
2022年2月 パトリック ピウズ テロワール デクヴェルト2018(仏 シャブリ)
★★★★⭐︎ 4.5点
2022年2月 ルイ ブラン ブラン ド ブランNV(仏 シャンパーニュ)
★★★⭐︎ 3.5点
特別編 2021年12月 ウィリアム フェーブル シャブリ グランクリュ ブーグロ2018(仏 シャブリ)
★★★★★ 5.0点
シリーズ後の雑感
各国各地で2本づつ飲むという縛りから、しばらくはシャルドネ単一からは離れたくなりました(笑)。後から思いましたが土着品種だらけのイタリア、スペイン辺りのセレクトは当時の知識では無理だったと感じます。また、白ワインにおける樽香に対する自分の好みの方向性が定まって来たのは大変な収穫となりました。
それにしても、序盤のブルゴーニュはコートドール地域でなくコートシャロネーズ同士だし、せっかく今よりもはるかにお手頃に買えたのにもったいない、本当にタイムマシンに乗って2年前の自分の耳元で「無理してでも今買っとけ」と呟きたい。
*当初はVivinoの記事にリンクをつけていましたが、読みやすくするためにほぼ当時のままで引用しました。