率直施術家の疑問「健康は何番目?」

〜本日の結論〜
幸福のために「〇〇しなければいけない」ゴミ信念を手放せ

目次
〜アンケートから〜
〜自分の健康以上に大切なもの〜
〜面倒みなあかん〜
〜母ちゃんの選択〜
〜家族も社会も〜
〜本当の健康第一の意味〜

〜依頼者アンケートから〜
 初診の一番最初に、
「あなたにとって自分の健康は何番目に大切ですか?」 と、質問をする。  本当に直したい人は、健康第一と答えるのだろうと予想を確認したかった。
 結果は見事に9割の人が健康第一と答えてくれました。予想外。
 では、9割の人がすべて施術を受けてくれたかと言うと。
約半数となります。施術を受けた人は約半数でした。
残りの人はどうなったかと言うと、
料金が高いからやめます。
通うのがしんどいからやめます。
仕事が忙しいからやめます。
もちろん、皆さんにも事情はある。わかる。
 大事なのは、思っている健康第一と 現実の健康第一は違うと言うことです。

〜自分の健康以上に、大切なもの〜
そんなものはありません。
健康以上に価値のあるものは人生にはない。
これが現実です
 もしブラック企業に勤めているせいで、腰痛が出ているのなら、
さっさと転職を考えた方がいいです。
 仮にうつ病の状態になっちゃうと、せっかくの人生が
幸福感低く暮らすことになるでしょ?

 この文章を読んで、そんなことできるわけないと思ったあなた。
日本の常識は、世界では通用しないんやでー?

 最近は病院や介護施設で人生の幕を閉じる方が増えています。
それじゃピンピンころり、できないじゃないですか!?
 ぜひ 人生の幸せを軸に、読み進めてみて。

〜お父さんの面倒見なきゃ(せなあかん)〜
 依頼者の88歳のおばあちゃんは、足が不自由で、娘さんが
車で送り迎えしてくれます。

 2月のある日、ホンダの黒いワンボックスで来られました。
おばあちゃんは肩の痛みを訴えていましたが、膝はO脚、
腰は見事に曲がって、コンビニに行くのさえタクシーが必要でした。

 娘さんは週に一度 午後の時間をお母さんのために作ってくれました。
ご両親は実家で老老介護の環境でした。

 お父さんには認知症がありました。
治療に来るために、通うたびに、お母さんの 愚痴が爆増します。

 一番の悩みはパートナーのお世話、
それを誰にも相談することができない環境、
コロナをきっかけに友達とも疎遠になったこと、
辛気くさい広い家で認知症の旦那さんと2人きりの不安。

 おばあちゃんは肩だけでなく、体中の痛みを我慢していました。
明らかに 生活の環境を変える必要があります。

 来院したら話相手になり、散歩を促し、サークルを促し、
キーパーソンのお父さんは、 ケアマネージャーに相談をして
施設入所の話もしましたが、
おばあちゃんが抵抗します。
「おじいさんは、私がみなあかん」

 夜中にところかまわずおしっこをしてしまうのが悩み
とのことなのでとりあえず、紙おむつを買ってきて、
それからまず体験してもらおうと、
履いていただこうと3人で戦略会議します。
紙おむつはプライドが許さないおじいさんのために。

「 〇〇せなあかん」思考は植え付けられた執着。
「そうあるべき」と環境から植え付けられて
「だから私は正しい」というエゴ信念です。

〜母ちゃんの選択〜
 僕の母ちゃんは、20歳の時にお見合いをして、山中から海辺の漁村にお嫁いできました。 30歳前の頃 義理母が寝たきりとなったために、
パートを辞めて24時間介護状態になります。僕は小学4年生。

 在宅介護で親父と母ちゃんは毎晩酔っ払って喧嘩します。
僕たち兄弟は あっちに行けと怒鳴られ よく叱られた。

 一年以上の介護生活で、母ちゃんは朝から叫ぶようになる。
「なんでできないの?」
「臭い!」
「いい加減にしてよ!」 僕は家にいたくなかった。

だから海にいて思います。ばあちゃん早くいなくなればいいのに、
はい、正直に言うと
早く死ねばいいのにと思ってた。

 小学5年生の夏休みに、ばあちゃんが他界しても
母ちゃんは、荒れたままキッチンドランカーに進化。
 
 僕は高校卒業し、逃げるように東京へ就職。
そして、僕が50歳を過ぎた頃、問題が起きます。

 80歳を過ぎて、認知症の親父に耐えられないと
別居を母ちゃんが希望し、親父は施設に入りました。

 母ちゃんの選択に 反対する人もいる。
夫婦なんだから、最後まで面倒見なきゃダメと言う人もいる。
 でも僕はあのままではどちらもダメなる。
自分の幸せを選択した母ちゃんの勇気。
親父は、家事は一切できなかったそう。ダサい。

 久しぶりに大分の実家に帰ると通院リハビリから
何やらイキイキと帰ってきた母ちゃんとランチに行きます。
「あん時の介護はね、ほんとにしんどかったんでー。
大人用おむつとか無いけん、自分でシャツを切って作ったんで」
と笑ってます。
 自分の健康よりも優先して「せなあかんもの」なんてない。

〜家族も社会もしんどい〜
 〇〇せなあかんは、思考停止してます。
考えなくて済む方を選ぶ無意識です。

 自分は正しい、あなたたちは間違っている。
という偏屈な信念が混ざります。

 日常から「〇〇せなあかん」は排除しよう。
そして自分の健康のために選択します。
「せなあかん」は不要。

 おばあちゃんを 送り迎えしてくれた娘さんの望みは、
「ちょっとでも前向きになって幸せな人生を送ってほしい」
でした。「 おじいさんの面倒みなあかん」が、ある限り
難しいかも知れません。
「せなあかん」は、隣人ストレスを生み出し、何より
自分自身を追い詰める。
とっとと「せなあかん」は手放しましょ?

〜本当の健康が一番とは〜
 健康は人生の中でいつでも最優先。
自分と周りの幸せに直結するから。

 「健康が全てではない。しかし、
健康を失うと全てを失う」
僕はこの言葉が好きです。
 
 当院にこられている方々は、皆さん
 我慢をして、健康を後回しにしたツケを
痛みやしびれで痛感してます。

 健康第一のホントの意味は、
他者に不利益があったとしても、
あなたは、あなたの幸せのために健康を優先せよ。
あなたが幸せなら将来、
他者の幸せにつながるでしょ?

 周りの人の評価や視線にばかり気をとられて、
自分の健康を犠牲にするなんて、ほんまダサすぎる。
ほんでいつか、気がついたら、ドツボ。
僕らに足りないのは 楽しむ力 わがまま力。

 覚えといて?
いつでも僕らが目指すのは
最後の瞬間に良い人生だったと思えるかどうか。
 OK?今日はその人生の大切な一日。
自分らしく、全力で今日だけ輝きましょ。
ほんまダサい。
僕がOKします。
今日全力で輝け!




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