台湾で年末年始やったこと、あれこれ。
あっという間に2025年1月も半ばになりましたね。
私の年末年始は、クリスマスと新年を祝うために台湾を訪れていたアメリカの家族との外出で明け暮れました。新年の目標を立てる暇もなく慌ただしく過ごした年末年始。忙しかったけれど、楽しい経験もできたので、それを綴っていきます。
台北101の花火を鑑賞
大晦日の夕方はランドマークでもある台北101付近を散策。
台湾は旧正月の方がメインとはいえ、台北101近辺は屋台やフリーコンサートで賑わっていました。
新年を迎えると同時に、台北101から盛大な花火が6分間打ち上げられます。私たちは少し早めに家に戻り、建物の屋上から花火を鑑賞しました。普通の花火のように空に打ち上げるのではなく、建物側面から噴き上がるように出る花火も圧巻でした。
十份で定番ランタン上げ
タクシーをチャーターし、九份と十份まで行きました。まず訪れたのは十份。吊り橋を渡り、風光明媚な滝の周りをしばらく散策。
滝のそばには馬やゾウ、孔雀のオブジェがあり、新年らしい赤い布があちこちに結ばれていました。
景色を楽しんだあとは、移動して定番のランタン上げ。
アメリカ人家族は、大きな紙製のランタンの側面に願い事を筆で書くのに苦労していました。時間はかかりましたが、最後はきちんと願いを込めて空にランタンを放つことができました。
ドライバーさんがサービスで買ってくれた、ピーナッツとパクチーのアイスクリームがとてもおいしかった。
九份の人気茶屋でお茶レッスンと散策
続いては、これまた人気の観光地「九份」。何回も訪れていますが、夕暮れ時から灯り出す提灯が、ノスタルジックな雰囲気を醸す景色を見たかったので午後遅くに訪れました。
まずは、「千と千尋の神隠し」のモデルにもなったお茶屋さんで一休みとお茶の淹れ方のレッスン。
台湾のお茶は香りもよく上品な口当たりです。お茶菓子との相性も抜群。台湾に来てからすっかりコーヒーよりお茶派になりつつあります。
その後は、九份のうねうねとした細い坂道を登りながら散策。
いざ、お目当ての提灯の灯った景色を見ようとスタート地点に戻ろうとしたら、今まで経験したこともないような、ひどい人混みにハマってしまいました。
パーソナルスペースがない上に、押されたり、無理やり動こうとする人にいらっだったりで、その場全体がピリピリして嫌な雰囲気。急斜面の階段の中ほどに立っていたので、「後ろから押されて倒れたらどうなるんだろう」と恐怖を感じました。その状態で20分ほど全く動けず。ようやく少し動いたところでガイドさんが脇道に案内してくれて、無事、人混みを抜けることができました。正直、「もう九份は行きたくないな・・・」と思う出来事でした。
鼎泰豊で小籠包を味わう
台湾に来たら、一度は行きたい「鼎泰豊」。アメリカ人家族も例外ではなく、鼎泰豊での食事をリクエストしてきました。
定番の小籠包やチャーハンを注文。小籠包は餃子のようにタレをつけて食べるものと思っていたようなので、「小籠包は餃子と同じように口に放り込むと、肉汁で火傷するぜ」と心配になり、余計なお世話とは思いつつ、美味しい食べ方を教えてあげました。
普通の小籠包も美味しかったですが、トリュフの小籠包もすごく美味しかったです。今度、行ったらまた食べたい〜!
黄金パラパラチャーハンは「塩加減や油、そしてご飯の食感が絶妙で、それぞれの具材が絶妙なハーモニーを奏でている!」と私は感動したのですが、アメリカ人の口には薄味だったらしく、余った小籠包のつけだれをドバドバかけて食べていました。「ああ、もったいない!」と心の中で泣いてしまいました。
(食べるのとおしゃべりで忙しく、食事の写真を撮り損ねてしまいました)
台湾風の書き初め。春聯(チュンリアン)にトライ
アパートの管理事務所が外国人の居住人向けに、プロの書道家を招いて「春聯(チュンリアン)体験会」を開いてくれました。
春聯(チュンリアン)とは春節の巻物で、縁起の良い文字を書いて家に飾って福を呼び込むという意味があるそうです。
まずは、折り紙大の赤い半紙に、「春」「吉」など簡単な文字を書く練習をして、その後は徐々に難しい字にチャレンジしたり、絵を描いたり、台湾独特の漢字を書いたり、と楽しい体験会でした。
私は久しぶりの書き初め気分で集中して書きたかったのに、一緒にチャレンジしている夫が、筆を動かしながら「おお〜。難しい〜。」「一体、何本線を書けばいいんだ?」「これはなんていう意味?」と聞いてくるので、なかなか集中できなかったのが悔しい!でも、赤い紙に墨字で書かれた文字は仕上がりはともかく、福を引き寄せてくれそうな「気」を放っていたので、部屋に飾りました。
慌しかった新暦の正月。今月末は旧正月もやってきます。旧正月が夫と2人だけなので、心穏やかに少し遅いですが「新年の抱負」を立てたいと思っています。