専門用語になっていないかな?
「iphone良いけれど、通信量って高いよねー」
『私はずっとiphoneだけど月々1000円台しか払ってないですよー』
「ほんとに!?」
『そうそう、simフリーにすると安いですよ!』
「simって何?」
『simって通信のicカードでソフトバンクやdocomoのキャリアで契約した場合はその会社のsimを使うことになるのだけど、格安simで契約したら通信料金が格安に安くなるんです!』
「なんだか難しくて私には無理そうねー」
この会話、今まで何回しただろう…。
個人的には節約したい周囲の人には「いいよ!sim!」って何年にも渡って勝手に宣伝しているのですが、未だに「sim=難しいもの」という位置づけで悲しいかな私の宣伝効果はほぼ皆無。
良いものでも知らない用語を使われたら「何だか難しそう」と人はシャッターを閉じてしまうものなんですね。
こんなに何年にも渡って宣伝しているsimフリーも、簡単だし節約になるし良いことずくめなのに(個人的には)ちっとも広がらないのを見ると専門用語のハードルの高さをしみじみ感じます。
反対に、街を覆い尽くす消費者金融のポスターは難しいことは小さく記載しつつ「何だかお金を借りたら楽しいこといっぱい待ってますよ!」というイメージを押し出して お金を借りるって簡単!とたくさんの人が受け取ってそうですよね。
私の愛する靴インソールもすごく良いものだけれど、
「足の3つのアーチをサポートして快適な歩行を促します!」
というインソール屋さんの定番用語って、響く人は少ないよね。
足に3つのアーチがあること知っている人なんて人口の何%だろうな?
自分の使っている用語が一般の人にとって専門用語になっていないか、気をつけよう。