思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
ミヤジマ リカ
個人作家から個人ブランドに移行する過程を綴っています。
インソールの企画についてや制作過程振り返りを綴っています。
商品を企画についてなど、物作りにまつわることを綴っています。
トレンドセミナーでは「SDGS・エコ」が何回も繰り返され、展示会ではエコレザーやヴィーガンレザーと名付けられた合成皮革製品がたくさん目につく。 そんなこの頃。 20年来、皮革産業に携わってきた私としてはちょっと肩身が狭い… でも一方で街にはからあげ店がどんどんオープンしたり、有名焼き肉店は相変わらず予約がとれないし、我が家の今夜の夕飯も豚の冷しゃぶだし。 皮革への風当たりは強くなってきているのに、みんなお肉は美味しく頂いている。 そんなモヤモヤした気持ちを抱えていた時に頂
2022年にはコロナは落ち着いているだろう その頃には本格的に活動するのだっ! と昨年10月に申し込んだ2月のギフトショー。 開催期間の東京コロナ感染者は1万人後半を記録。 来場者も少なく、もはや出展者座談会… 私が出展していたエリアはアクティブクリエイターというゾーン。 周囲は個人でものづくりをしていたり、小さな工場のオリジナルブランドだったり、小規模事業者たちが主流。 ↑ 今回はレザーアクセサリーのみで出展しました 広い広い展示会場。 値札と商品紹介がつ
新作を作りました。 たくさんの革の中から自身の気持ちにぴったりのピースを選んで完成するパズルなバングル。 なので「パズル バングル」です。 ものづくりで私が1番楽しいのは、試行錯誤を繰り返して形状が決まった後に素材の組み合わせを考える時間。 この楽しい時間を味わってもらいたくて、このバングルを企画しました。 子供でも作れるシンプルな作りで、革の組み合わせによって様々な表情に仕上がるのも魅力。 革ピースは主にバッグや靴の生産残革を使用しています。 小さなパーツで無駄なく革を
数年前に削った靴木型のデータを公開することにしました。 STLとSTEP、2種のデータをUPしていますが同じ靴ラストの3Dデータです。 荒削りな部分もありますので、そこは修正してくださいね。 ◆ モデルの足 私の足にあわせて作ったので、ご自身の足に合う様に加工して使用してください。 私がよく選ぶ靴のサイズは革靴は24cm、スニーカーなら24.5cmです。 私は甲高なので、このままグレーディングして木型を使用すると甲が高いです。踵は太めです。 こだわりの足裏アーチもしっ
インソール試作、メーカーさんにデータ納品まで乗り越えることができました。 今回はインソールの細かい指示やパッケージ・カタログ作りを綴ります。 前回まで インソール商品企画① (きっかけ・インソールとは?・試作・3D勉強) インソール商品企画② (メーカー探し、融資、3Dプリンター試作の難門) ■ インソール部分指示インソールデータは無事にCADデータに変換して工場に納品することができました。 その他のインソール指示は以下のような感じです。 ● 色 本体の色はかなりこだわ
インソールを作ろう!と決め、試作を重ねて形状まではできたものの、次どうしよう…と。 今回はメーカーさん探し、お金について、周辺用品について綴ります。 前回はコチラ ■ メーカーさん探しさぁ、形状はできた! で、どこにお願いできるのだろう…? 幾らかかるのだろう…? 全く予測がつかないまま、とりあえずネットでメーカー探しが始まりました。 質問事項をまとめたものをゴム工場の問い合わせホームから送付。 実際に送付したものがこちらです。 最小ロット&価格が幾らになるか、ここが
インソールの制作過程振り返りメモです。 試作・お金・箱や周辺作り、販売など、4回に分けて綴ります。 実際の指示書も載せていくので、個人でモノ作りをする方への参考になれば嬉しいです! ■ 作ろう!と思ったきっかけ2014年に靴企画の仕事を辞め、「履きやすい靴を作りたい」と靴木型を試作+個人作家としてバッグや革小物を作っていました。 作家活動で家に籠もる日々の中、たまの外出時に疲れやすくなっていることに気が付きました。 数年ぶりに自分の足に合わせたインソールを製作すると疲労感が
海外靴サイズ(UK・EURO)対応のメジャー作りました。 PDFをダウンロードできます。 サイズはA4になります。 印刷時にサイズを100%にして縮小・拡大しないように気をつけて下さい。 上段と下段を貼り合わせ2つ折りすると幅12mmのメジャーになります。 元ネタは写真の黄色海外製のメジャーです。 海外靴サイズ全然わからない!とtwitterでつぶやいたところ、頂きました! わかりやすいメジャーなので紹介したいとネットで探したのですが、見つからなかったので作りました。
海外には靴関係のモデリングソフトがあるのですね。 今まで知らなかったので、メモ代わりに記しておきます。 ◆ shoemaster木型・底材・型紙から生産まで広くカバーする靴専用CADです。 もともとCLARKSの研究開発で誕生したソフトとのこと。 現在は世界の800社以上の大手靴製造会社と50校以上の靴デザイン・製造学校で使用されているらしいです。 大量生産のみならず、オーダーや特殊な足の木型制作もできる様です。 https://atom-shoemaster.com/
zozomatが配布されて1ヶ月以上が経ちましたね。 ネットにUPされた画像データから足数値を集計してみました。 こんなに足データがたくさんUPされているの嬉しい! ありがとうzozoさんっ! ◆ 分析したかったこと ● あひる型について 足幅によるワイズ分類が一般的ですが、個人的には甲幅に対して踵が小さい足が増えているのが気になっています。 あひるのような形状なので「あひる型」と命名しました。 夫がこのあひる型で、踵が細くて靴選びにいつも困っています。 幅は太めなの
靴木型のモデリングに使用できそうなソフトを紹介します。 靴の木型製作には3Dモデリングが良いのではないか、と個人的には感じています。 この辺りは以前のnoteにまとめました。 ■ Zbrushcoreがお手頃価格で使いやすい色々な3Dソフトがありますが、フィギュアのモデリングでよく使われているZbrushcoreが木型製作には向いてそうです。 Fusion360や他の3Dソフトも触ってみたのですが、曲線を触っていくには難しい雰囲気でした。 その点、Zbrushcoreは粘土
これからパンプスを自作したい人や婦人靴を作る男性の参考になれば、とデザイナー視点で履き心地を重視した婦人靴製作の注意点を綴ります。 木型ももちろん重要。 でも履きやすい婦人靴製作には木型だけでなく、デザインや仕様・素材選定もとても重要です! ◇ デザインによって同じ木型でも履き心地が変わってくる同じ木型でも乗せるデザインによって履き心地は全く変わってきます。 お客様にモカを作り、気に入ってもらえた木型のバリエーションとして、パンプスを作ると足入れは全く別物になります。
2019年は小規模事業者持続化補助金のおかげで色々な活動をすることができました。 ありがとう!補助金! 私が2019年にこの補助金で申請した活動費は以下になります。 ・ 展示会出展費 ・ 総合カタログ製作費 ・ パッケージデザイン費 ・ 店舗イベント借料 クリエーターがブランドを立ち上げたのは良いけれど、ブランドを整えるのにはお金が必要ですよね。 そんな時に使える補助金です。 ◇ どんなことに使えるの?クリエーターのブランドを整える活動にはほぼ使うことができます
2019年は2回業者向けの展示会に出展しました。 1回目の展示会出展で大失敗してしまったディスプレイの反省と2回目の展示会でのディスプレイについて綴ります。 今見返しても1回目はホントに酷いですが、「失敗は成功のもと」という気持ちで前向きに次に活かすとしまして。 では失敗な2月ディスプレイからどうぞ! ● 2月 ギフトショー出展 机の上はこんな感じ。 今見返すとは「恥ずかし〜!!!」の一言です。 やばいよね…。 よくこれで取引してくれるお店見つかったよね。 ありがとう!
「どうしてインソールなのかわからない」 よく言われます。 私の商材はバッグと革小物とインソール。 どれも年齢を意識させられることがなくオシャレしたり、活動的になれる人が増えて欲しい、という想いで提案している品です。 でも一つのブランド、方向性として一緒にして語るのは難しいのかな?、とも最近実感しています。 自分がインソールを提案したいのは長年靴をしてきて感じてきたモヤモヤを解消していきたいのが一番の想いです。 もっと靴は履きやすくなれるはず!自分が感じている部分を提案したい
突然ですが「JANコード」って知っています? お店で商品を手に取るとバーコードがプリントしてありますよね、アレがJANコードです。 恥ずかしながら私は先日まで知りませんでした。。 JANコードとはどのようなものかはJANコードを発行している 流通システム開発センターのHPに詳しく書いてあります。 JANコードは「どの事業者の、どの商品か」を表す、世界共通の商品識別番号です。 JANコードは、商品のブランドを持つ事業者が、当センターから貸与されたGS1事業者コードを用いて