12月17日は、『12月17日』を歌おう。劇場版『龍が如く』の主題歌にもなった夜の名曲。来週はクリスマス・イヴ🎄
12月17日。毎年、この日になると必ず思い出す名曲『12月17日』。
数々のドラマの主題歌も担当したクレイジー・ケンバンドが、「曖昧な関係」の女性とドツボにハマりそうになる様子を高らかに歌いあげる。
この曲は、伝説の極道の生き様を描くRPG『龍が如く』を基に制作された『劇場版 龍が如く』のエンディングテーマとして起用された。
今回は、『龍が如く』シリーズを初代から6までプレイした筆者が、劇場版とゲーム版、両方の目線で振り返る。
『劇場版 龍が如く』って?
『劇場版 龍が如く』は2007年に上映された映画。10年の刑期を終えて出所してきた”極道の桐生一馬が、行方不明となった母親を探す少女の遥(演:夏緒さん)と共に、消えた100億円の事件に巻き込まれていく。
主人公の"伝説の龍"こと桐生一馬を演じるのは北村一輝さん。『猫侍』では主演を、映画版『テルマエ・ロマエ』ではケイオニウス役を見事に演じて見せた。
この方の演技の幅は非常に広く、ネット上ではJOJOの奇妙な冒険第4部に登場する殺人鬼"吉良吉影"を演じさせたらハマり役なのではないかと噂されており、コラ画像まで作られたことは有名である。
真島のアニキの完成度の高さが異常
忘れてはいけないのが”真島のアニキ”こと真島吾朗を演じる岸谷五郎さん。
作中の中でもトップクラスにキャラクターの完成度が高く、ゲームファンからも「再現度高ぇーなオイ」と評された。
桐生ちゃんと死闘を繰り広げたくてたまらないアニキは、作中でもしっかりと洗練されたヤクザキック、ヤクザパンチ、ドス技を繰り出す
そもそもキャストが豪華
他にも、脇役にしておくには惜しい哀川 翔さん、最近見ないけど元気してるのかなと心配になる加藤 晴彦さん、『孤独のグルメ』ですっかりおなじみとなった松重 豊さんなど豪華なキャスト陣が揃う。それぞれが警官やホストなどを演じている。
ゲーム『龍が如く7 外伝』が熱い
2023年11月9日に発売されたゲーム『龍が如く7 外伝 名を消した男』は、龍が如くシリーズの初代から6までの主人公をつとめた桐生一馬の追加エピソード的な作品のようだ。
龍が如くは2023年12月17日時点でこの外伝まで発売されており、『龍が如く7』本編では主人公が春日一番という男に変わっているのだが、この外伝にて従来の主人公があらためて深堀りされることになった。ファンとしては嬉しい作品だ。
もともと極道だった桐生さんは、遥ちゃんとまっとうな世界で生きるために出頭し、刑期を終えて沖縄の孤児院で「今度こそやり直す」つもりだった。
しかし、いつまで経ってもヤクザや裏社会との繋がりを断つことはできないし、関わってくる。
子どもたちを幸せにするためには、自分という存在を抹消するしかないと悟った桐生さんは、自分を「死んだこと」にして孤児院から去り、遠くから遥ちゃんたちの幸せを祈る。
この展開は一見、バッドエンドのように見えるかもしれないが、これは「極道がまっとうな幸せを掴んではならない」というテーマにしっかりと沿っているように思える。
『龍が如く7 外伝』は、その話の続きが見れる作品だと思うと、胸が熱くなる。
全てのストーリーが収束するであろう『龍が如く8』
そして2024年1月26日にはシリーズ最新作である『龍が如く8』が発売予定。
これは、新たな主人公である春日一番の『龍が如く7 光と闇の行方』と、従来の主人公であった桐生一馬の『龍が如く7外伝 名を消した男』、双方の作品の主人公が登場し、二つのストーリーが繋がるものであるという。
名を消して過ごし、遠く大切な人を想う桐生一馬。
母を訪ねてハワイまで来てしまった春日一番。
二人の世界はどのように交差し、どのような未来を描くのか。
『龍が如く8』をプレイして、男たちの未来を見届けよう。
※画像は公式サイトや公式トレーラーから引用したものです。
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