イタリア行ってきた
イタリア行ってきたので気づいたことを書き留めておきます。海外2回目なので、そもそも海外あるあるも多く含んでいると思います。
1日目: ミラノ
香水とタバコのにおい
町中から香水とタバコのにおいがする。多くの他の観光客も含め香水がきつく、ついてしばらくは気持ち悪くなりそうだった。
また、路上喫煙が多すぎてびっくりした。一方で、多くのレストランの店内では禁煙ということで、実際に店内ではほとんどタバコのにおいはしなかった。
カフェで軽食を取ってみる
カウンターで頼んで好きに持ち帰ったり座って食べたりできる感じだった。日本とほぼ変わらず。店員さんはかなりフランク。
鳩だらけ
広場を中心に、鳩だらけ。この後分かるが、ローマやベネチアも鳩だらけだった。鳩が大量にいる割に、そこら中鳩の糞だらけというわけではなかった。
部屋がカードで開かない
ホテルにチェックインをして、カードキーをもらうも、部屋に入れない。たまたま近くにいたハウスキーパーっぽい人に使い方が間違っていないか聞いてみるも問題なさそう。首を傾げた上で、自分のマスターキーで開けて、問題を解決したような顔をされた。
このカードが使えないと意味がないのだが…。とはいえ、それは彼女の仕事ではないということなのだろう。
クレカのコンシェルジュサービス便利
レストランの予約は、クレジットカードのコンシェルジュサービスにお願いしたらやってくれた。初めて使ったが、国内のレストランの提案などもしてくれるとのことで、便利。
ワインのテイスティングを求められる
日本でも体験したことがないワインのテイスティングを求められる。よくわからないので飲んだら残りをついでくれた。一人1万円~2万円のそこそこ良い店?でも多く求められた。
路上駐車だらけ
道路にびっしり車が止まっているが、合法らしい。(恐らく現代的な車がなかったころからある)古い建物ばかりなので、駐車場を備えていないのはある意味当たり前かもしれない。
最後の晩餐を見る
ミラノ中心部から徒歩圏内にあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に壁画の『最後の晩餐』を見ることができる。予約は必須なようで、当日券を買おうとしたが買えず残念がっている人がいた。『観察力を磨く 名画読解』を参考に鑑賞してみた。
家を見る
住宅街っぽいところを歩いてみる。マンションっぽい建物には、扉の横に表札とインターホンが並んでいる。部屋番号を入れて呼び出しボタンを押すような現代的なものは見当たらなかった。
また、でかい扉があるが、その中の一部だけが開くことが分かった。
自販機もコンビニもない
のどが渇いたが自販機もコンビニもない。とはいえ、そこら中にカフェなどがあるので特に困らない。
ジェラートを食べてみる
ジェラートを食べてみるお店に入ると右にレジ、左にカウンターがある。レジで頼んでレシートをもらってから左に並ぶらしい。
地下鉄に乗ってみる
ミラノではATMという交通機関が地下鉄(メトロ)を運営しているらしい。券売機が混んでいたので、改札前の売店でチケットを購入。後から知ったが、チケットの電子化が進んでおり、チャージ式のものだった。
フォークとスプーンで取り分ける方法を学ぶ
サラダ等を頼むと、取り分け用にフォークとスプーンが出てくる。(なお、調べているとイタリアでは食事をシェアする文化が無く、自分が食べたいものを自分で頼むらしい。とはいえ、この旅行中シェアをすることに対して特に嫌がられる雰囲気はなかった)
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥ということで、ウェイターさんに使い方を聞いてみた。ネット調べるとかっこいい持ち方が出てきたが、「握り箸」に近いもっと雑な方法を教えてもらった。この後何度も助けられたので、聞いてよかった。
おしぼりや紙ナプキンはあまり出てこない
せっかくの旅行なのでそこそこ良いレストランばかりに行っていたということもあるが、ほとんどの店で布のナプキンしか出てこず、紙ナプキンやおしぼりは出てこなかった。フードコート的なところでは紙ナプキンが出てきた。
2日目: ミラノ→ローマ
朝寒い
9月中旬。日本よりも朝昼の寒暖差が激しい気がする。アスファルトが少なく白い石の建物や道路が多いので、放射冷却が少ないのか?とも想像していたが、実際にはたまたま急に気温が下がっていたらしい。
地下鉄の切符を機械で買ってみる
今度は地下鉄の切符を機械で買ってみる。二枚買ったつもりが一枚しか出てこない。どうやら券売機の途中の操作で、一回で支払うか、一枚ごとに支払うかを選べたらしい。そして、バラバラに払う方のボタンを押していたことにあとで気づいた。
自販機で飲み物を買ってみる
鉄道のプラットフォームには自販機があった。買ってみる。350mlのジュースで1.6€ = 約250円。
電車に乗ってみる
ミラノ→イタリアは、イタリアのJR的な鉄道会社であるTorenitaliaのFRECCIAROSSAという電車で移動する。
遅い。速度が表示されており、110km/h程度だった。新幹線的なものもあるようだが、専用路線があるわけではなく、快速的な感じで駅を飛ばすだけらしく、大して早くないとのこと。ミラノ→ローマで3時間ほどかかった。
水はstill or sparkling
ウェイターがいるレストランやカフェに入ると、まず水はいるかと聞かれる。いるというと、still or sparklingを聞かれる。sparklingが炭酸、stillがそうでない普通の水のこと。
広場のテラスでゆっくりするのが最高すぎる
イタリア人はテラスが好きなのか、飲食店の前にはほぼ必ずテラスがある。そして、テラスが満席でも外は開いている。
広場沿いのテラスでゆっくりワインを飲んでみたが、最高すぎた。空気が比較的乾燥しているため、屋外でもあまり不快感はない。また、基本的に街並みが美しいので、ぼーっと眺めているだけでも楽しめる。
3日目: ローマ
ホテルのランドリーサービスを使ってみる
ホテルのランドリーサービスを使ってみる。日本では使ったことがないので比較できないが、ランドリー袋に詰めてフロントに持っていく。朝に出せば夕方には仕上げてくれた。
後でわかるのだが、下着2枚、靴下2セット、パジャマ上下で6千円ほどかかった。高すぎてびっくりした。また、ほのかに柔軟剤の香りがした。
バスに乗ってみる
バスに乗ってみた。ローマでは、ATACという交通機関が地下鉄やバスを運営しており、地下鉄と共通の乗車券で利用することができる。
しかし、バスがとにかく難しい。2回ほど逆方向に乗ってしまった。東京並みに系統が多い上に、イタリアは車が右側通行なので、いつもと同じ感覚で待っていると、逆に進んでしまう。
ピザはナイフとフォークで食べる
観光ガイドによると、ピザは一人一枚ナイフとフォークで食べるらしい。When in Rome, do as the Romans do. (郷に入っては郷に従え)ということで、その通り頼んでみるが、でかすぎてきつい。この後は気にせずシェアすることにした。
バチカン美術館に行ってみる
バカでかい彫刻やら絵が「もうええでしょ」となるくらい無限に飾ってある。また、常に前に進めと追われており、特定の作品をじっくり鑑賞するというよりは、場所全体を楽しむ感じだった。
彫刻家は大理石の中に初めから埋まっている形を掘り出すだけというが、精緻な彫刻を見ているとそう思う。
ナイフとフォークはみんな大してうまく使えていない
観光案内を見ると、音を立てるなだの書かれているが、客のほとんどがスーツなど、きれいな格好をしているお店に行ってみたが、それでもそこらじゅうでカチャカチャなっている。
思うと、日本人も箸を本当にきれいに使える人はそんなにいない。ましてや観光客も多い都会では、そんなことを気にしなくてもよいように思った。
電動キックボードに乗ってみる
ミラノやローマには町中に電動キックボードと電動自転車が置いてある。色々なサービスがあるらしいが、緑色がかわいかったのでLimeというサービスを使ってみる。
関東でも利用できるLUUPやHello cycleよりも市民権を得ているように見えた。同じ国本でもコンパクトシティである福岡市はレンタルサイクルはよく利用されているが、ミラノやローマも同様の理由で流行っていると思われる。
ただし、石畳の道路なども多く、かなり揺れるのでキックボードはそこそこ危ない。また、最近身分証明書の登録が義務付けられるなど、規制される方向に向かっているようなので、旅行客がフラっと乗れなくなるのかもしれない。
4日目: ローマ→ベネチア
紅茶はイングリッシュ ブレックファスト
イタリア人はコーヒー好きと聞いていましたが、私はコーヒーが飲めないのでひたすら紅茶を求める。
日本ではアールグレイ、ダージリンが多い気がしますが、イタリアでは紅茶を頼むとほぼイングリッシュブレックファストでよいかと聞かれました。結構好きになった。
ベネチアは高潮で水没する
ベネチアの一部は気象条件が揃ったときは、水に沈んでいた。サンマルコ寺院がある広場は特に土地が低いらしく、狭い足場に人が殺到していた。また、そこら中でビニールの長靴を配っている人がいた。
人多すぎ
オーバーツーリズム対策として日帰り客からの入場料を導入したとのことですが、すごい人だった。
その他
お土産はRinascente(リナシェンテ)で
イタリア各所にある伊勢丹的な百貨店、Rinascente(リナシェンテ)でお土産は揃った。伊勢丹と違い、食料品やお土産は最上階にあった。
言語について
終わった後で最低限の勉強をしておけばよかったなと思いつつ、トラブル対応も含め英語のみで何とかなった。
しかし、イタリア語は母音が日本語と近く発音しやすい、かつ英語と近い単語も多い(centerとcentreなど)ため、比較的日本人にとって学びやすそうなので、簡単なフレーズだけでも学んでおけばより楽しめたと思われる。
以上です。