ことばを変えると、見方が変わるって話
空気階段のコント「電車のおじさん」を見てた。
他人の行動に口を出してくる変なおじさんが、実は優しい人だった。というコントなんだけど、これがまた面白い。好きだから何度も見返している。その中で、こんなセリフをおじさんは言う。
「お前が動かしているのはパソコンじゃねえ。世界だ!」(電車が閉まる音)
これを聞いた時、「そうだ、仕事ってそういうモノだ!」と、無職ながらにやる気が湧いた。たった一つ。「仕事」を「世界」と変えただけ。それだけで、気持ちまで変わる。ことばの強さに驚くと同時に、「これって、他にも使えるよな」とも思った。
例えば「修正」ということば。これを「アップデート」と言い変えてみる。「修正、お願いします」よりも「アップデート、お願いします」と言われた方が、すこしだけど、いい感じに受け取れないだろうか。
「ここを変えると、よりクオリティーが高くなるよ」。そう言われている気になる。きっと単語がもつ絶妙な意味の違いから、こういう良い認識のズレが生まれるんだろうな。ネガティブな内容も、ちょっと単語を変えるだけで明るく伝えられる。
「松井玲奈と付き合ったら、週刊誌対策しんどいやろな」「満島ひかりと食卓囲んだら、毎日たのしいやろな」。これらも「妄想」ではなく「夢を見ている」と言い換えてみる。
「松井玲奈とのデートを夢見ている」「満島ひかりとの同棲を夢見ている」。すると、どうだろう。気持ち悪さが倍増してるではないか。これは失敗。ことばって難しいな。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
モノも、ことばも、使い方が大切ってことなんですかね。
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