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軌跡

ねえ、
いつの日かだろう
笑顔を見せないピエロは
いく所が無いと自分へと
化粧と派手な衣装を裂き
ありふれた周りの拍手に
嫌気が指したと言い訳し
仲間の言葉さえ戦く悪魔

悲しさは愛しさ
分かり合える日が来るさ
そんな有りもしない心も
希望に溢れた子供の瞳に
青い風船差し出す僕の手
いつか届くのかと望む空
流れるラッパに踊る化身

やさしさなんて
与えるのか飢えてるのか
そんな時間さえ運命とか
遠くを走る電車の音は静
夕日に陰る寂しさは鼓動
歩く列に僕は流されても
置いて来た道は忘れない

長すぎた日々は
色が薄まるとか沈むとか
始めた思いは終わる望郷
届く視線に返せぬ詩線は
一言では少ない名無しの
手紙に言ってみては雫に
したたる時間は黄昏の時

手に染めた茜色の
小川に揺れる金魚の背鰭
いつかの僕の声は止まず
奏でるラッパとステップ
待ちわびる客の足の列に
色の付いた化粧と化身に
涙さえ笑顔に見せる黄金

stay gold

暑さと寒さに
繰り返し綴り何もない日
昇る朝陽は変わりやせず
きっと歩き出す気力へと
足から伸びる影の先には
これから始まる舞台から
いつもの僕は生きている

輝きは永遠、それは軌跡

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