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溝切りを効率よく行うには?

こんにちわ!リハスファーム白山の村中です。
今回は田んぼの溝切の作業と工夫について紹介します!

稲を刈り終わった田んぼは水はけが悪く、トラクターの後に水が溜まりやすくなります。

排水しておかないと春先に土が乾かなくなり、作業がしづらくなってしまうので水が出ていくように水路を作る必要があります。

溝に貯まった水

そこで水路を掘るのですが、やってみて困った事が

・口頭での説明では上手くいかず、それぞれバラバラの場所を掘ってしまう
・掘る場所がわからず手が止まってしまう


ということがあり、常に支援者が口頭で指示を出す必要がありました。
また、利用者が4~5人ほどのユニットで作業を行うのですが、1か所の人数が多すぎると逆に手が止まることもあって時間がかかり過ぎてしまうことも課題でした。

そこで視覚的な手掛かりを使う意味で下記の画像のように目印を活用しました。

白線の内側を掘る事でまっすぐ掘れるようになりました!

まず目印を排水口の近くに刺して、「白線の内側を掘る」という指示を出します。これで常に支援者が見ていなくても最短距離で掘る作業が出来るようになりました。

また、目印も2セット作る事で2か所の田んぼを同時に行う事が出来るようになり、4~5人の利用者で作業する場合、2ペア作れるので作業効率も2倍になりました。

また、2人で一つの溝を掘る方が掘る場所が分からなくて手が止まることも少なくなり、作業速度も上がって1か所あたり5分で済むようになりました。
(人数が多いほど逆に手が止まることもあるので一つの作業に人数が多すぎても非効率になることがあると感じています。人数が少ない方が早いと感じることもあるので不思議です。)

支援者は2枚の田んぼを往復しながら進捗を確認したり、掘り方を指導したり、次の場所に案内したりしています。

1時間ほどで11~15か所ぐらいの田んぼの溝を掘れるまでにスピードアップ!

水が上手く流れると利用者さんも達成感を感じているようでした!

福祉が白山市の農業を支えらえるように障がいがあっても効率的に出来るよう工夫していきます!

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