「定年をどう生きるか」をまさにこの本から学んだ!
60歳になった時、ふと手に取った、岸見一郎さんの「定年をどう生きるか」を読んで学んだこと、感じたことをお伝えします。
課題の提示、共感
なぜ定年が不安なのかを考え、定年にどのような準備が必要かを考え、
お金や健康のことだけではなく、人はなぜ生きていくのか、どう生きるのかということについて考察することに焦点を当ててあります。
本から得られたもの
何かをしなければという思いから脱却しなければならない。
定年になったことが問題ではなく、定年という与えられた現実をどう受け止め、その後の人生をどう生きるかを自分で決めればよい。
定年後は仕事をすることの意味を自分で考えなくてはならない。
定年について考えるということは、結局は生きることについて考えるということ。
人間の価値は生産性にではなく、生きることにあるということ。
今の自分
60歳になり、定年の持つ本当の意味を感じ始めたころに出会い、定年後に訪れる不安の正体を漠然と捉え、考えることを先延ばししていたような気がします。
定年をいかに前向きにとらえるかが重要なことに気づく
これまでは、定年は年齢の通過点であり、定年後の人生について深く考えたことはありませんでした。
とにかく目の前の仕事に精一杯打ち込んでいくことが最も大切だと思い、その意味するところも考えていなかった自分に気づきました。
今後の行動
やや遅れたものの65歳までの期間を大切な次のステージの準備期間と捉え、
自分の「やりたいこと」「できること」をしっかり棚卸し、
活動の基盤を築いていきたいと思います。
著者のプロフィール
岸見一郎:哲学者
1956年京都府生まれ。1989年からアドラー心理学を研究。精力的に執筆・講演活動を行う。
本の概要
目次
まとめ
自分自身が60歳の役職定年・再雇用を経験し始めて定年ということの本当の意味するものに向かい合った時にこの本に出合ったことを感謝しています。
特に、定年について考えるということは、結局は生きることについて考えるということ
人間の価値は生産性にではなく、生きることにあるということを心に刻みながら、次のステージにおいていかに社会と向き合い貢献感を失わず充実した日々を過ごすかを私なりに追求していきます。