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【読書感想】おいしいごはんが食べられますように
タイトルから想像できないくらいすっごいドロドロした話が描かれていました。
弱々しいけど愛嬌のある人と真面目でいつも尻ぬぐいをさせられている女性社員同士の戦いみたいな内容から始まったと思えば、その二人と関係を持つ男性社員の食事事情が描かれ始めました。
そうか、おいしいごはんの定義って人によって違うんだなと思いました。
時間をかけずにコンビニやカップ麺でお腹を満たすことが「おいしいごはん」と考える人もいれば、手作りで時間を掛けて作った自炊が「おいしいごはん」であると考える人もいるんだなぁと感じました。
価値観の違いから食事スタイルを人に押し付けるのは余計なお節介だし、食に対しても失礼な事なのかな…
また、弱々しくも愛嬌のある女性社員を見て、愛嬌で回りの社員に好感をもらっている姿を見て世の中、自分の長所や特性を生かした人が勝利んだなと実感したと同時に、真面目に仕事をこなすだけのマニュアル通りの動き方ではうまく立ち回れないんだなとちょっと恐怖しました。
最初から最後まで人間関係のドロドロとしたところが描かれており後味もなかなかに苦い本でした、タイトルとは裏腹に結構読むのには覚悟が必要です。
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