【短歌】「花の命は短くて」

そのセリフ
「花の命は短くて」
ただただ思う
他意なく思う

紫陽花の季節はそろそろ終わりでしょうか
桜の終わりは散る姿も美しく
最後の最後まで魅せられますが
紫陽花の終わりは、ちょっと悲しい

「花の命は短くて苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり、雲も光るなり」
〈放浪記〉の著者･林 芙美子さんが
色紙などに好んで書いたといわれる短詩が
ふと、思い浮かびました
とても味わい深い短詩です

枯れた紫陽花を眺めて
悲しいだけの気持ちでいたくないなぁと
思いました

#今日の短歌