知らない世界や考え方や価値観をどんどん知っていくこと
「上司が吉岡さんなら絶対に大丈夫!」「吉岡さんの社内研修が特に分かりやすくて有意義な時間だった!」・・・営業社員と話をしていると色んな場面で「吉岡さん」という名前が登場します。お客様だけでなく社員からも絶大なる信頼をお持ちの吉岡さんに今回はインタビューさせていただきました!
ーー経歴を教えてください
大学院修了後、小規模な印刷会社に入社し、企画営業職につきました。入社前の2年間は、大学と図書館とバイト先がメインの活動領域で、昼夜逆転とは言わないまでも人間らしい生活(?)を送っていなかったので、そろそろまっとうに生きなきゃ!と一念発起して就職活動をしました。修士論文を提出する年の秋に就職活動をしたので、我ながらのんびりしていたな……と思います。
営業職を選んだのは、どうせ働かなければならないのだから苦手なことをしようと考えたからです。私は一人の時間も好き、本を読むのも好き、旅行や外食に一人で行くのも好きで、交友関係も狭く深くタイプです。好きなことは仕事でなくてもできるので、苦手なことが得意なことになったらいいな、せめて人並みにできるようになったらいいなと思いました。結果的に、初めての職種として営業を選んだのが自分のキャリアにとって大切な一歩でした。
小さな会社でしたので、営業といっても記事の企画から取材、カメラ撮影、原稿作成に始まり、印刷物を納品するところまで行いました。印刷自体の需要が年々減っていったり価格破壊が起こったりして印刷だけでは難しかったので、HP作成やOA機器の導入や事務所移転支援等、なんだかいろいろ経験させていただきました。HPをゼロから作るのは制作の方の仕事でしたが、簡単なHTMLの書き換え等は自分で行いました。
前職7年目のときに転職し、レックスに入社して丸4年。5年目に突入しました。
ーーREXに入社した理由を教えてください
印刷業界出身だとお伝えすると、「なんで印刷業界から人材業界なの?」とびっくりされることがあります。でも、私のなかでは自然な流れでした。
前職では社内報を多く手掛けていたので、人事部など、自社の社員に広報をする必要がある方々がお客様でした。大企業では、社内報も外注するんですよ。冒頭にお伝えしたように記事の作成も行いましたので、様々な企業の人事制度や福利厚生を説明する記事を書くこともありましたし、キャリア形成に関する記事を書くこともありました。大学生の就職先人気ランキング上位にあるような企業でも、社員にモチベーション高く働いてもらうための啓蒙活動が必要だったり、会社がキャリアを用意してくれるわけではないから自分でキャリアを築いていきましょうと訴えていかなくてはならないのを目の当たりにして、自然と自分のキャリアを考えるようになりました。
今でも自分のキャリアについては考え続けていますし、考えるのをやめることはないでしょう。企業の採用支援、転職希望者の転職支援を通して、私の知らない世界や考え方や価値観をどんどん知っていくことで、それがまた企業の採用支援、転職希望者の転職支援につながっていくというようなスパイラルアップを目指しています。
ーー所属部署を教えてください
HRコンサルティング部、人材紹介を担当する部署です。
ーー所属する部署はどんな部署ですか?組織のミッションと役割を教えてください!
HRコンサルティング部にはいくつかのチームがありますが、私のチームは企業が正社員の方を採用するための支援を行っています。案件を開拓するチーム、転職を希望する方々と面談するチームからパスをもらってゴールを決める、採用したい企業と転職したい候補者のマッチングを行っています。
レックスの仕事は転職活動のお手伝いではなくて、「人と企業の成長支援」です。企業から示された要件と候補者の希望を単純に照らし合わせるだけであれば、私たちの存在価値はないと言っても過言ではないと思います。企業側と商談する際には、「どういう人が欲しいのか」というよりは、「企業としてどういうビジョンや目的や背景があって、そのためにはどういう状態にあるのがよくて、そのためにはどういう人がいなければならなくて……」ということをしっかり把握することが大切です。そうでなくては、自信を持ってその企業に入社することが、その候補者の方にとってどういう意義があるかも説明できないからです。
合うパズルのピースを探してピタっとおさめることも大事ですが、ときにはピースの形を変える必要性も理解していただきながら最適解を考え抜きます。
ーー吉岡さん自身のミッション、やりたいこと、考えを教えてください。
自分のチームの予算達成により、HRコンサルティング部、レックス全体に貢献することと、その過程を通してチームメンバーにたくさんの気づきを見つけてもらうことです。
ビジネスですから、予算を達成することは当然のミッションです。ただ、それをして自分が得ていきたいことは、冒頭にお伝えした「私の知らない世界や考え方や価値観をどんどん知っていくこと」です。一つの企業と商談するだけで、どういうビジネスモデルで運営されているのか、そのビジネスがなぜ必要なのか、そのビジネスがあるのとないのとで何が変わるのか、そこで働く方々は何を考えて働いているのか等、たくさんのことを吸収することができます。その経験は心から楽しいものです。
自分が楽しむだけではなくて、メンバーにもその楽しさを実感してほしい。でも、楽しいと思うためには、自分側に新しいことを吸収する準備ができていないといけないのです。そういう視野をメンバーと共有していきたいです。
ーーマネジメントされる上で大事にされていることを教えてください。
自分の常識を疑うこと、自分基準で考えないこと、自分の存在を消すことです。
育ってきた環境やバックグランドが異なるメンバーが集まっているので、それぞれに得意不得意がありますし、考え方も様々です。そして、自分を変えるのは難しいですが、他人を変えるのはもっと難しいです。
「私だったら当然ここまでやるのに、どうしてやろうと思わないのだろう」「どうしてそんなところで悩むのだろう」と思うことがあったら、素直に「どうして?」と聞いてしまいます。メンバーになったつもりで考えても分からないことは分からないし、質問して目線を合わせてから対策を考える方がうまくいくと思うんです。
そして最終的には、マネージャーがいなくてもメンバーそれぞれが自分で考えて対等に闘い協力しあえる関係づくりを目指しています。
――どんな方と働きたいと考えていますか?面接で見るポイントなどあれば教えてください!
①こだわりを持っている方、そしていつでもこだわりを捨てられる方
趣味でも価値観でもモーニングルーティンでも、なにかにこだわりがある方は何が自分にとって大切なのかを認識できている軸がある方だと思います。でも仕事上でもこだわりが強すぎると、周りのアドバイスに耳を傾けられなかったり、自分のやり方に固執してしまったりして成長を阻害してしまってもったいないことがあります。時にはこだわりをばっさり捨てる潔さ、とにかくやってみる素直さを持っていてほしいです。
②前向きな方、周りを元気にしてくださる方
人間ですから、落ち込むことや悩むこともたくさんあります。それでも前向きに、自分の心をコントロールできる方は強いと思います。
以上、吉岡さんありがとうございました!!
実は私人事の鈴木、先日吉岡さんとランチをさせていただきました。
色々お話させていただきましたが印象的だったことがふたつ。
SNSより文通派。自撮りをしたことがない。
その話を聞いてiphoneがないと生きていけない自分が少し情けなくなりましたが、せっかくなので初めての自撮りショットを一緒に撮らせていただきました!(嬉しい♡)
おっとり柔らかい雰囲気ですが芯の強さを感じて・・・話せば話すほど魅力がある方だなぁと改めて思いました。
改めて吉岡さんありがとうございました!