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人事がやりたいこと、取り組んでいること

今回の社員リレーブログは初の管理部!私、鈴木の上司でもある人事課長の小山さんにインタビューをさせていただきました!当社は営業部と管理部のフロアが異なり、また現在は在宅勤務のため管理部が何をしているかよく分からない営業社員もいるのでは?と考えています。実際に私も営業出身なので、当時は管理部が何しているかよく分からなかったです笑

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以前小山さんから悲しそうにこんな画像が送られてきたことがあります。

もし管理部に仕事を邪魔されていると感じたことがある方もそうでない方も一読いただきたい内容となっていますので是非ご覧ください!

ーー経歴を教えてください
大学卒業後、ITメガベンチャーの会社に営業職で入社をしました。成果評価100%、アポが取れないと帰れない、毎月昇降格があり給与が変わるようなイケイケ(死語)の会社でした。営業にいながら新卒採用の広報や中途面接等を任せて頂くようになったのですが、イケイケが故、離職率30%超え(当時の平均離職率は約15%)を常にキープする自社の組織づくり・働く環境づくりに課題を感じ、入社2年後に人事への異動を希望しキャリアチェンジ。その後は小売・人材と異なる業界の会社を2社跨ぎ現職REXに入社をし、もうすぐ丸3年が経ちます。人事経験は12年ほどになります。

ーーREXに入社した理由を教えてください(REXでやりたいことも一緒に教えてください)
当時の転職活動の軸は三点。

①経営者が社員を単なるリソースではなくキャピタルととらえていること
②成長期にあること
③チャレンジを良しとする社風とポジション

全て希望と合致をしたのがREXでした。

ーー所属部署を教えてください
当社は営業部門と管理部門が本部で分かれており、経営管理本部の中に人事総務・経理財務があります。私は人事総務部の人事課に属しています。

ーー所属する部署はどんな部署ですか?組織のミッションと役割を教えてください!
『社員一人ひとりの成長と会社の持続的な発展への貢献』が人事課が掲げているミッションです。
平たく言うと、社員が持つ可能性や創出する成果を、ルールや仕組みにより間接的に最大化させることで経営計画を達成させ、会社の成長に貢献をする役割を担っています。

業務内容は、ざっくり分けると採用・育成・評価・労務管理です。メンバーは私を含め3名で全員女性。人事課の他、総務課には2名が属しています。

ーーここ1年、評価制度を改定したり、階層別の研修制度を導入したり、人事管理システムを導入したり新しいものを多く取り入れている印象ですが、人事課長としてやりたいこと、考えを教えてください。
やりたいことは、組織の力を最大化させ、且つ社員が働きがいを感じる環境をつくることです。
人事評価制度はまだまだ改定の余地がありますし、仕事の内容や能力にマッチした育成機会も必要だと思っています。また、在宅勤務が続いていることで、社内コミュニケーションの質や量の低下も課題。やりたいことを実現させるため、会社の方向性と世情、社内の状況を確認しながら、やるべきことは何かを考え、実行しています。

ーー小山さんの考えるREXの管理部について、他社との違い、強み、弱み等教えてください
REXは4社目ですが、今までで一番社員の意見を尊重する管理部だと感じています。

他社員のインタビューの回答にもありますが、フレックスや在宅勤務、副業は社員の声がきっかけとなり導入をした制度。意見が上がり、形にするまでのスピードも迅速です。人事だけではなく、総務・経理も同様のスタンスをもっています。管理部が素晴らしい、というつもりはなく、私がREXに入社をした一番の決め手である、経営者が社員をキャピタルととらえている ことが背景としてあるからだと思っています。

半面、弱みは、組織として出来上がってからまだ日が浅いこと。会社の成長に合わせ、現在の管理部はここ2年の間で結集されているメンバーのため、社歴が浅く業務的な観点で過去を知る人間がほぼいません。ルールの整備や業務フローを見直す上で、前ってどうしてた?のようなやりとりが日常茶飯事です。
ただ、会社のスタンスとしては未来志向、過去がこうだったからとりあえずこうする、という考えは皆無なので、わからないときは社歴が長い社員に教えてもらいながら、過去の状況を踏まえ、最適解を探ります。

ーーマネジメントされる上で大事にされていることを教えてください。
マネジメントといえることができているかは不明ですが、メンバーが「どうなりたいのか?」という方向性を理解した上で、適性を考えながら自己実現のために必要な仕事を任せるようにしています。

これからの時代、ビジネスパーソンとして市場価値を維持・向上させるためには何が必要なのか?を一緒に考え、伴走をする。メンバーにより理解の仕方やモチベーションの源泉・やる気スイッチが異なるので、接し方も変えているつもりです。あとは、いかに自分の考えや気分を押し付けすぎず平常心で接するか、でしょうか・・笑 私としては上手く隠せていると思っていますが、たまに気分が漏れていることもあると思います。そんなときでもメンバーは優しくスルーしてくれるので、助かっています。

ーー小山さん自身のミッションについて教えてください


先程の回答、課のミッションと人事としてやりたいことに付随しますが、中長期のメインミッションは大きく4つあります。

①社員の不満を払拭し、REXでいきいき働けるようにするためのエンゲージメント向上の追求
②会社が成長するために必要な、求める人材の再定義
③あの人、頑張ってるっぽい!等、ふわっとした認知バイアスに囚われないファクトに基づいた評価・人員配置のための人材データ整備と活用
④職種に紐づいた育成機会の提供

これからの時代に向け、今は世の中が変革期であり、企業・組織も同様です。年功序列や新卒一括採用が淘汰され、働き方・働く場所・社員の経験や年齢はバラバラ。もちろん、価値観や強みも人それぞれです。当社は8割が中途入社、直近は6名の新卒社員を迎えながら、様々なバックボーンを持つ社員が在籍しており、現在は全社リモートで仕事をしています。そんな中、組織としてのまとまりを維持・発展させるため、ルールや仕組みを『マス』から『個』にフォーカスするものにシフトをさせていくことが、当面の役割だと思っています。

ーー小山さんのやりがいと苦労、それぞれのエピソードを教えてください
やりがいは、会社の発展に寄与できること。
採用に関わった方が入社後活躍をしたり、作った制度により社員の満足度が向上したり、ルールにより働き方が改善されたりすることは大きなやりがいです。当然、その逆の結果になってしまうこともあるため、責任は重大だと思っています。

例えば、フルフレックスや在宅勤務は今の当社の柔軟な働き方に繋がっており、社員からの評判もとても良いです。働き方については、残業時間が月40時間を超えないよう毎月チェックを行い、定期的に管理者に注意喚起をしています。結果、直近の月の全社平均残業時間は14時間と是正ができています。それぞれ全く課題がなくなったわけではなく、また、結果的に会社の発展につながらなければ意味がないので、効果検証は必須ですが、現時点で一定の効果は出ているのかなと思います。

反面、苦労は、なかなか100点をとれないことでしょうか。


ーー100点をとれないというのはどういうことでしょうか?
例えば・・今流行りの『ワーケーション』。これを仮に制度として導入するか否か検討することになった場合の話をします。

まず賛否や実現までの過程において、様々な意見の相違が生じます。意見の相違の理由は、人それぞれの価値観や年齢・考え方の違いや、雇う側と雇われる側等立場の違い。また、制度は形でしかないため、制度を使う側・使われる側が、制度を使った結果どうなるのか?という想像力が必要になります。

意見の本質を理解し、想像力を働かせた上でルールとして形にしていくため試行錯誤をしますが、さまざまな意見を踏まえた結果、出来上がるのは当然折衷案。やりたいこと(組織の力を最大化させ、且つ社員が働きがいを感じる環境をつくる)を両輪で実現させるため、経営・社員から100点をもらえるよう取り組んでいるつもりですが、まだまだ想像力が足りず、いまだに一度も取れていません。それが苦労で、またやりがいです笑

余談ですが、制度の設計は、建築設計に似ているなと思います。建築家の隈研吾さんは、建築物を設計する際、建てた建物が訪れる人にとって最高の場所になるよう、その土地の歴史や住んでいる人・働いている人を理解し、その上で建築後の状況を深く想像しながら設計をするそうです。『愛は想像力、人の身になって考える能力』まったくその通りだなと思います。

――どんな方と働きたいと考えていますか?面接で見るポイントなどあれば教えてください!
スペシャリストではなく、プロフェッショナルな人と一緒に働きたいなと思っています。

今後、日本も欧米同様ジョブ型が主流になることで、専門性が高い人が増えると思うのですが、日本企業が持つ『協業力』は強みであり、組織としても大切にするべき。当社の強みも『協業・チームワーク』なので(詳細は他の記事をご参照ください!)、強みを持ちながらも自分の専門領域での能力発揮だけに固執せず、他者の強みを受け入れ協業ができ、課題解決に取り組むための学びを忘れない知的好奇心と貢献意欲があるプロフェッショナルな人が、今のREXをさらに成長させてくれるのでは、と考えています。

最後に・・・次のバトンを回しますか?どんな方ですか?
羽生さんよろしくお願いします!業務上の絡みは少ないですが、お話をするとととても癒される、柔らかくもまっすぐな意思を持った女性です。コロナ前にしたカラオケに行く約束、私はまだ忘れていません笑

以上、小山さんありがとうございました。
私はREXに入社後、小山さんから採用や制度企画のノウハウを教えていただきましたが、記事を読んでいて全く違和感がないというか。インタビューでお話しいただいた考えや価値観が仕事のスタンスにそのまま表れているなと感じました!
次は羽生さん、どうぞよろしくお願いします!

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