【たっくん】雑記_006 精神・発達障害者を受け入れる土台ができていない日本社会の現状
どんなに悩んでいても時間は進んでいきます。
二回目の投稿になる、たっくんです。
雑記、ということで、いろいろなことを書いてみたいと思います。
うめにぎりさんとふーみんさんが為になるお話をしているのですが、自分は今、思っていることを書いていきます。
下の記事の一覧に掲載している「【たっくん】ご挨拶_002」では簡単な略歴を明るい文章で書かせていただいたのですが、実際の心境は暗いです。
ここでも簡単に書いていきます。
僕の半生の中で一番、後悔していることは地元の高校を中退したことです。
僕が保健室登校の高校生だった当時、二〇〇七年の段階では自身の病名は適応障害でした。当時の僕は適応障害という病名すら認知していませんでした。
そのときの自分は、まだ自分の中にある《声》の正体に気づいていません。その《声》は当時わからなかったのですが、原因は統合失調症による幻聴が原因です。
その《声》のせいで周囲の生徒たちを恨んでいました。
悪口を言っている……そう思っていました。
当時、流行っていたSNSで自分が除け者にされているのではないか、と考えていましたが、それは半分合っていて、半分違います。
根本の原因は、七年後の大学生の時の病名・障害名が統合失調症を内包した発達障害だったことです。
すべての感覚が正しくない、というわけではないと思うのですが、確かにいじめられていた事実はあります。
……むしろ、いじめによって統合失調症を発症したと僕は思っていますが。
今でも中学時代のことを思い出すのですが、僕が本来持っている発達障害の特性がいじめの原因だったのではないか、と思います。
普通学級に通っていたときに精神疾患と発達障害が認知されていたら少しは変わっていたのではないか、と思ったり……でも、高校生の時点では理解できないと思いますね。
否定的な言葉を日常的に言われていたので、そのときに受けた脳のダメージによって幻聴が聞こえるようになったと思います。
発達障害の二次障害は、そういう否定的な言葉だったり暴力的な行為が日常的に積み重なると精神疾患を発症してしまうケースが多いです。
僕は、できるなら二〇〇七年時点の段階で閉鎖病棟に入院してから、一年後に地元の高校でやり直すほうが後悔が少なかったようにも思えます。
だけど、病名・障害名で判断するならば、僕は精神・発達障害者なのですから、そういう病を持っているということは、その、いじめを受けているという感覚は正しくないということになります。
妄想は確かに強かったのだけど、高校の同級生にシカトされていたのは事実であると思っています。SNSで友達解除されたショックは忘れられません。
話題を変えますが、障害というものは神さまが決めたものではなく人間社会が決めているものです。
障害は神さまがくれたものではなく人間によって決められたものである、と思っています。
その、人間社会の中でやっていくためには適合しなければなりません。
しかし、症状が重くなるほど社会に適合できる状況は得ることができません。
二〇二二年現在の社会でも精神・発達障害に関する理解は深まっていません。
精神疾患や発達障害の認知は、まだ進んでいないと思っています。
残念ながら健常者の方々は、その病気を体験できるわけではないのですから本当の意味での理解は未来永劫ないのかもしれませんが……。
日本の現代社会の企業でも理解は進んでいません。
以前、僕が働いていた前職の会社で、正社員登用試験をおこなっていたときに言っていた、僕の上司である部長が言うには、
「障害者といえど健常者と同じように差別なく登用試験をおこないます」
……つまり、健常者と障害者を同じ土俵に立たせ、差別……要は区別なく登用試験をおこなうわけですから、能力が優れた健常者が採用される流れと、能力が健常者と比べて劣る障害者が採用されない流れができてしまうのです。
健常者と障害者は持っている能力に差がありすぎます。精神障害は脳にダメージを受けているので勉強は、とてもできる状態ではありません。
具体的に言うならば、身体障害者の方は見た目で原因がわかるので対策がしやすいのですが、精神・発達障害者の場合は内面的なものなので対策がしづらいです。障害特性の説明書を企業に渡しても「それって私たち(健常者)にもありますよね」みたいな感じでスルーされる場合も……。
だから、合理的配慮でやるべきことが多い精神・発達障害者は企業としては、できるだけ雇いたくないのが本音のように思えます。
日本の現代社会では優性思想的な選別がおこなわれていると言ってもいいかもしれません。
要するに実際の大手企業は精神・発達障害者を雇う環境が整っていないのです。
現に今、僕は障害者雇用の求人に応募していますが、書類選考で落とされています。
クローズ(障害を隠して)でやっていくのかオープン(障害名を公開)して求職活動をおこなうのか……今はどっちがいいのか自分で判断する必要があると思います。
精神・発達障害者のすべての方々が僕のような現状になるとは限らないのですが、確実になんらかの線引きは存在しているでしょう。
僕が通っている就労移行支援事業所であるリワークスクール カラフル・金沢で障害特性を持った状態で、どうやって仕事を見つけて、どうやって就職が決まって、どうやって働き続けることができるのか……?
現在、コロナ禍の世の中になっている現状、求職活動は厳しい道になりそうです。
いずれ、なんらかの解決策を見つけたい……たっくんでした。