仕事ができる人の報告のやり方とは?
緊急医療の場面で、スタッフが医師に報告をする場合に大事にしているツールを教えてもらいました。
正しい報告をしないと、その患者を担当していないドクターは正しい判断ができません。
患者の生死にかかわる非常に重要な報告だそうで、
「SBAR」(エスバー)といいます。
ポイントは
③の評価
④の提案
この2つができるスタッフが優秀であり、評価されるそうです。
医療現場だけではなく、どの職場だなと感じています。
新人には難しくても、ある程度の経験を積んだら、
③④ができる人が評価されるものです。
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美容室に置き換えて考えてみましょう。
お客様から次のような問い合わせがあった場合、
①~④でどのように行動すればよいでしょうか。
スタッフがやるべき報告について一例をご紹介します。
※文中の名前は仮名です。
例)お客様から、店舗での対応に対する返金のご依頼がありました。
①状況(S:Situation)
②背景(B:Background)
③評価(A:Assessment)
④提案(R:Reccomendation)
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仕事ができない人は
①の状況を説明し、②の背景を伝えたあと、
で終わりがちです。
一方で、仕事ができる人は
①②を伝え、③④で自分の考えを述べた後に
となり、この差は相当大きいのです。
自立していて、自分で判断できる人が評価され引き上げられます。
私自身も新人の頃、尊敬する上司から、相談時は自分の意見を添えろ!ということで、「どうしたら良いでしょうか?」を禁止されました。
そのおかげで自分で判断するクセがついて、この言葉にとても感謝しています。
自社の経営理念には「優秀な人をつくる」が入っていますが、優秀な人になってもらえるかどうかは、上司や先輩による的確な報告をしやすい環境づくりも欠かせません。
私が「どうしたら良いですか?」を禁止されたように、
先輩・上司のみなさんが
③評価(A:アセスメント)
④提案(R:リクエスト)
を部下に求めることも大切です。
結果として本人の成長につながります。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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