笑うバロック展(192) 訛りを誇れ、キャバレーバッハ
ネット上で時々拝見している音楽通の方の日記で知って「ベルリンの」方のミドリさんのバッハを聴きました。これが結果的に「ベルリン、ミュンヘン、ウイーン」みたいな三都パラスト物語に聴こえました。
1002、1004、1006のパルティータ集。もっとも好きなト短調が始まった途端、デートリヒが歌っているような錯覚が。デートリヒのドイツ語は外国人に分かりやすく化粧されたドイツ語に聴こえますが、歌い回しは独特なデクラメーションライクなもの。パフとか風に吹かれてとか、わたしは気に入っています