ヌーベルバーグに憧れて
先週は、『赤い風船』に限定して、僕のコレクションをご紹介しましたが、
僕が好きな映画は、なにも、ラモリスの『赤い風船』だけではありません。
『パンダコパンダ』をはじめとする、スタジオジブリのアニメはもちろん、
『カモメ食堂』をはじめとするあのシリーズも、僕はやっぱり好きですし、
それから、小津安二郎監督や、山田洋次監督の、一連の名作も好きですし、
かつての松竹やATGをはじめとする、アバンギャルドな秀作も好きですし、
アメリカンニューシネマや、ジャパニーズホラーも、実は結構好きですし、
古き良きハリウッドの名画や、ミニシアター系の洋画ももちろん好きですが、
僕が特に好きなのは、いわゆる、ヌーベルバーグと呼ばれるフランス映画です。
今日はそんな映画の中から、僕が集めた映画のチラシを、ご紹介したいと思います。
まずはじめに、先日亡くなったジャン=リュック・ゴダール監督の映画のチラシから。
と言うわけで、僕も今日は、ゴダールをオマージュ&リスペクトして、実験的な試みを。
と言っても、ゴダールには遠く及ばず、僕のこうした試みは、単なる遊びに過ぎませんが。
味気ない僕の青春時代に、華を添えてくれたゴダールへ、惜別の念と哀悼の意を捧げつつ…。
続いて☟こちらは、『地下鉄のザジ』の映画チラシと、我が家の愛猫(名前はメル)です。
と言うわけで、ザジもメルも、どちらも自由奔放で、気紛れなお転婆娘ですが…。
そこがまた、楽しくて、面白いところでもあり、可愛いところでもありまして。
この映画の不思議な魅力は、ある意味、猫の魅力に似ているような気がします。
ところで今日は、他にもまだまだ、ご紹介したい映画のチラシがあるのですが…。
たとえば、フランソワ・トリュフォー監督や、エリック・ロメール監督の作品も。
それから、ジャック・ドゥミ監督や、ジャック・タチ(ユロ伯父さん)の作品も。
そして、ジャック・ドゥミ監督の奥さんであるアニエス・ヴァルダ監督の作品も。
けれども今日は、縦に長くなりそうなので、この続きは、次の機会にいずれまた。
ところで僕は、若い頃、ヌーベルバーグのような映画を撮りたかったのですが…。
(高校時代の卒業文集の寄せ書きにも、夢はヌーベルバーグだと書いています)
結局のところ、その夢は叶わないまま、この年齢になり、今に至るわけですが、
(それでも、画家になる夢や雑貨屋をやる夢は、叶えることが出来ましたが)
その代わり今は、ブックカフェをやりたい夢が、僕たちを突き動かしています。
さながら、心の中に打ち寄せる、ヌーベルバーグ(新しい波)のような烈しさで。
そして時には、さざなみのような静けさで、僕たちを、優しく包んでくれるのです。
かつての僕が、ヌーベルバーグに憧れたように、今は二人が、ブックカフェに憧れて。
そんな夢の途中経過や、お店の未来予想図も、折を見て、ご報告出来ればと思います。
P.S. ゴダールやロメールの映画が観たくて、僕が時々利用するのが、☟こちらです。
iPadで映画を観ながら、ミニサイズのミニシアターへ、行った気分になってます^ ^
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