【福島県/県立中学校・高等学校等】2024年9月(4)【教育の現状レポート】
お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。
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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。
このプラットフォームには、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています。
しかし、毎日多くの記事が発信されていることで、良記事が目に付かずに埋没してしまうことが大変残念です。
私も福島県の教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、良記事を定期的に取り上げることが出来ればと思い、上記プラットフォームに掲載された各学校等の現状についてのまとめ記事を発信していきたいと思います。
今回は『2024年09月25日まで』の記事まとめです。
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1.2024年9月号 リレーエッセイ オリンピックで気づく「日本らしさ」をつくるもの 教育委員 成澤 勝蔵(県教育委員会)
今年開催されたパリオリンピック・パラリンピックで多くの日本選手が最後まで諦めずに活躍した姿に感動を与えてもらいました。勝利する姿はもちろんのこと、勝利できなかったときの姿にも、日々の練習の姿を見て取ることができ、心からエールを送ることができました。誰一人として1日や2日の練習で選手になったのではなく、活躍の陰には日々の練習、勝利のための考察、食事管理など様々な努力があったと思います。
色々な競技を見ていて、ここぞというときに力を発揮しミスを恐れずチャレンジする姿が多く見受けられたことが印象に残りました。「ミスをしたら怒られる(短所を減らす)」という教育から「良いところを最大限に生かす(長所を伸ばす)」という前向きな指導への転換が一つの要因ではないか、と思いながら観戦していました。
前回の東京オリンピック・パラリンピック以降、日本に訪れる外国人が年々多くなりSNSに日本に来て良かったこと、驚いたことなどが多く投稿されているのを見るようになりました。
電車やバスの中の静かさ、列に並んで待つなどの公共の場でのマナーの良さ、街中のゴミの少なさ、治安の良さや他人に対して親切で物を無くしても交番等にそのまま届けられている、などの投稿を数多く目にすることができます。日本で暮らしている私たちには当たり前のような習慣も、外国から来た人には特別なことだということに気づきます。多くの日本人がそのような行いをしていることに私たちが幼い頃から受けている日本の教育や道徳は他国からも認められ、それが日本らしさを作っていると感じさせられます。
教育や道徳を身につけることは保護者や地域の人、そして学校の先生からの教えを日々積み重ねていくことでできあがっていきます。アスリートのような厳しさはないかもしれませんが、私たちの日々の暮らしを当たり前に続けていくことが日本らしさを作ります。そのためにも保護者や地域の大人や教師など指導する者は尊敬され、憧れられる存在でありたいものです。尊敬し、憧れる人であれば教え指導される子どもたちもされる者の聞き方、理解がより深まると思います。自分もそのようにありたいと思うし、これからの若い世代にも引き継がれていくことを望みます。
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時代に合った新しいことに取り組むことは必要ですが、昔からあることの良さを再評価し、変わらず引き継ぐことも必要です。
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2.【福島高校】難関大セミナーが開催されました(県立福島高校)
8月12日から、難関大学志望者19名が参加する「難関大セミナー」が開催されました。今年は、安積高校と白河高校の3校合同で開催しました。
その後、本校と安積高校のOBOGの東大生との懇談会では、大学生活のことや受験勉強に関して、真剣に質問する生徒の姿が見られました。
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どの分野でも、学校の垣根を越えた取り組みは良い結果を産むと思います。
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3.【Tachibana Life♯49】橘高校生、本の奥深さを知る~図書委員会研修旅行(県立橘高校)
8月8日(木)、図書委員会の1~3年生有志6名による研修旅行を実施しました。行き先は「国立国会図書館 国際子ども図書館」と「講談社」です。
■国立国会図書館 国際子ども図書館
東京・上野にある国際子ども図書館は、明治時代の帝国図書館に始まる歴史的な建築と平成の新しいデザインが融合した、どこを見ても見ごたえのある建物です。
■講談社
入口のロビーのようすは、タイトル画像の写真で紹介していますが、なんと本物の木がたくさん! 本=紙=パルプ(木)を扱う企業として、環境への配慮を忘れず、また社員の方々の憩いと豊かな発想の源泉となるよう、このような空間にしているのだそうです。
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書籍に関連した職業・場所は、深く調べると沢山あります。
非日常空間を研修出来て、良い経験になったのではないでしょうか。
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4.若年者ものづくり大会に出場してきました。(県立郡山北工業高校)
8/1 Gメッセ群馬で行われた第19回若年者ものづくり競技大会 電子回路組立て部門に本校の3年電子科 佐久間愛桜さんが参加してまいりました。
若年者ものづくり競技大会は、職業能力開発施設、工業高等学校等において技能を習得中の若年者(原則20歳以下)であり、企業等に就業していない者を対象に、技能を向上させることにより就業促進を図り、併せて若年技能者の裾野の拡大を図ることを目的として実施する大会です。
電子回路組立て部門では、5つの課題が与えられ、基盤作成・プログラミングの入力を行い、その正確さを競います。
佐久間さんは見事、敢闘賞を受賞することが出来ました。工業高校の生徒だけではなく、職業能力大学校や専修学校の生徒も出場していた中での受賞は大変価値があります。
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ものづくりの重要性はこれからさらに高まります。
学生の成果を発揮する場は、これからも提供していく必要があります。
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