スパイス「クミン」
・カレーの香りは「クミン」と言っても過言ではなく。カレーカレーした味付けはしたくないけど食欲をそそるあの香りを付けたいと思ったら、クミンをひとつまみ。
・日本ではあまり馴染みがないですが、海外ではバケット(パン)に混ぜ込んで焼き上げる食文化もあり、小麦の香りと相まったクセになる香りを楽しめます。
●薬効トピック
抗酸化作用
貧血予防
リラックス効果
食欲増進
便秘解消
新陳代謝向上
むくみ解消
生活習慣病予防・アンチエイジング効果
●主な栄養素・有効成分
鉄分
カレースパイスファミリー内では、クミンが鉄分補給担当になります。ヘモグロビンの合成に必要なミネラルです。
クミナール(クミンアルデヒド)
香り成分です。その他クミンアルコール、γ-ターピネン、α-ピネン、リモネンの香り成分が、消化器官を刺激して、食欲増進による便秘解消の効果があります。
リモネン
レモンを筆頭に柑橘系を代表する香り成分。天然の抗生物質ともいわれ、抗酸化作用も持っています。リモネンの香りにはリラックス効果もありストレス解消や緩和、免疫力を高めるなどの効果があります。
植物ステロール
人間の消化器官から吸収されにくい。コレステロールを含む、食品と同時に摂取すると、コレステロールの腸管吸収を抑えることにより、新陳代謝が高まり、中性脂肪の低減など、生活習慣病の予防に寄与します。
その他
ビタミンA、ビタミンB群(B1・B2・B3・B6・B12・葉酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、カルシウム、鉄分、マグネシウム、カリウム、ナトリウム
●1日の接種量
小さじ1/1~2gが目安
●フードシナジー
黒コショウ
有効成分は、ペピリン。薬効作用のある食べ物全般に相性の良いペピリンは、辛味の素でもある。主な作用は、防腐や抗菌の他に、エネルギー代謝を上げて血流をスムースにし、血中濃度を高め、栄養素の吸収を促進する効果があると言われる。
●主な副作用 ※なに事も多用は禁物。
アレルギー反応
セリ科の植物にアレルギーがある人やクミンに含まれる成分にアレルギーがある人も摂取は避けましょう。
●レシピ
カレー
パン