【公開勉強会】アフリカ・アジアの宗教性と現代社会空間 梅屋潔(神戸大学)山下博司(東北大学)
(旧ブログに2022年10月11日に掲載された記事をアーカイブのため転載しています)
研究会資料↓
アジア・アフリカ比較共同研究「現代社会の生活空間における宗教性(ReSM)」では、従来の「宗教」というくくりでは捕らえきれないモラル、精神性あるいはライフスタイルとしての宗教性が、現代社会において新たな形で個人、集団の生き方を形成しているという認識に基づき、これを「空間」という軸からとらえ、理解する試みをしていきます。本研究は2020年度より萌芽的研究助成を得て、京都精華大学 アフリカ・アジア現代文化研究センターの基幹研究のプログラムとして実施されています。
今回はアフリカの呪術や宗教と社会がご専門の梅屋先生(神戸大学)、アジア研究で数々の著書を出版なさっている山下先生(東北大学)の二人にお話しいただきます。アットホームな勉強会ですが、どなたでもZOOM視聴できるように開催しますので、お時間がありましたらぜひ参加ください(要登録)。なお、今回の勉強会は日本語のみで行います。
日時:2022年10月13日(木) 9:00-10:30
講師:梅屋潔(神戸大学)「蜘蛛の巣モデル―宗教的説明の開放性と閉鎖性―」
山下博司(東北大学)「移民集団と民族宗教の変質―マレーシアの事例から―」
オンライン開催 参加 URL:
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZYqdumvqDMpHNbb19KgHhRddEh2THW80v8j
■講師プロフィール■
梅屋潔
神戸大学大学院国際文化学研究科教授
専門は、アフリカや日本の民俗宗教。マケレレ大学社会科学部客員研究員、ウガンダ国基礎的社会調査研究所研究フェロー及び国際協力事業団専門家(1999年)などを務め、2016年から神戸大学大学院国際文化学研究科教授。2019年からケープタウン大学人文学部客員教授。代表的な著書に『福音を説くウィッチ―ウガンダ・パドラにおける「災因論」の民族誌』風響社2018年、『The Gospel Sounds Like the Witch’s Spell: Dealing With Misfortune Among the Jopadhola of Eastern Uganda』Bamenda: LangaaRPCIG2022年など。その他多数共著を出版。
山下博司
東北大学大学院国際文化研究科名誉教授。
東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。マドラス大学ラーダークリシュナン哲学高等研究所博士課程修了。専攻はインド文化史・思想史、移民研究、インド映画研究、南アジア地域研究。南アジア以外に、東南アジア、中東、北米、ヨーロッパ等で宗教調査や移民研究に従事。名古屋大学大学院国際開発研究科助教授などを経て、現在東北大学大学院国際文化研究科名誉教授。国際ドラヴィダ言語学研究所、国立シンガポール大学社会学科、タイ国立芸術学院で客員研究員を務めた。代表的な著書に『インド人の「力」』講談社2016年、『古代インドの思想: 自然・文明・宗教』筑摩書房2014年、『ヨーガの思想』講談社2009年、『アジアのハリウッドーグローバリゼーションとインド映画』2010年、『ヒンドゥー教インドという謎』講談社2004年等。
ReSMプログラム・ブログ (更新情報や過去イベント履歴など)
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