最近の金融経済動向(2024年7月)
長期金利が異次元緩和前水準も… 昨今の急激な円安の影響もあってか、長期金利に影響する10年物国債の利率が異次元緩和前の水準となり、金利のある世界へと戻りつつある。消費者目線で金利の影響が大きくなるのは、住宅ローンだろう。
住宅ローンを大別すると、固定金利と変動金利に分けられるが、両者の利率を決定づける指標は異なり、10年物国債の利上げは、固定金利に影響することを意味する。
では、変動金利は影響を受けないかと言えば、その可能性は低い。一般的には長期金利が利上げされると