35歳のリセットで得たもの、失くしたもの。
数か月の休職後、別のポジションで復帰した話。
夏休み明け学校に行くときにちょっと緊張感ありませんでした?そんな感じに似てたかもw
元々部下だったインサイドセールスメンバーと外勤営業として組んで仕事をすることに。もうそこには意地もプライドも無いのです。この頃から良くも悪くも仕事は「ああしたい」「こうしたい」ではなく「食ってくため」と割り切った捉え方に変わっていく。そしてお客様と会話することの楽しさを再認識することになるのであります。
もちろんマネジメントでも現場のインサイドセールスでもお客様との会話はあるが、外勤営業は物理的に直接会えるという決定的な違いがあった。これは大きい。
このキャリアチェンジを期にいろいろな施策を考えたり実施したりするようになったことで、結果としてこの頃の取り組みがビジネス開発やイベント企画、マーケティング領域へキャリアの枠を広げていくことになるのです。まぁ将来何に繋がるかは本当にわからないもので。。。「いろいろやってみる」という姿勢が大事なのだな。。。と考えさせられたわけです。
全然やり方が分からなかったモノもあるけど、こんなことをやってました。
外勤として顧客直販営業(メンバーがとったアポに訪問し提案)
家電量販のBtoBチャネルの開拓(群馬県とかの本部に通う)
SIerとのチャネル開拓(共同提案や顧客開拓)
スタートアップ系イベントへの参加(ブースを作って接客したり)
自社ソリューションセミナーの開催(企画から登壇まで自分で全部やる)
普通の営業だけではない、いろいろな活動をするようになってきたのでコツコツと経験値だけは上がっていったのです。そう、経験値だけは。
そしてじわじわと変化を実感する。
あろうことか、この頃から数字に対する執着が減退してくるのです。
これは営業としてはあり得ない話で、営業を名乗る資格すら無いと思っている。非常に苦しい。何となく数字は達成するのだが、計画性もなく日々目の前のことをクリアしているだけ。数字への向き合い方がわからなくなったのです。
何が辛いって、この状況がずーーーーっと続いているんです。この後のキャリアの80%くらいが営業の責任者なのに、10年以上たった今でも改善の仕方がわからず、今も苦しんでいるんですよね。。実は。。
いつか救われるのか。もう自分ではどうにもできない。助けてほしい。
そしてこの年、長男君が大手術。ICUで長く昏睡状態が続く中、毎日仕事終わりに病院に行き、時間限界まで一緒にいました。いまの元気な姿をこの頃の自分に見せてあげたい。「大丈夫!うまくいくよ!」って。