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panda_132:勘違い
引き続き、日曜劇場「御上先生」について。第2話もなかなか興味深かったが、吉岡里帆演じる是枝という教師がこぼしていた「こんなすごい高校で教師していると、知らないうちに自分は優れた教師なんだって勘違いしてしまう」というセリフが印象的だった。
彼女のように、自覚的になれる教員はまともである。しかし、現実には「進学校に勤める自分は優秀だ」と勘違いしている悲しい教員は少なくない。実際にそういう教員に出会ったこともある。
初任校が進学校、二校目も進学校に赴任した同期が居た。彼は、自分は優秀だから初任校の配置に続いて、二校目も進学校に行けたと思い込み、周りに自慢していたという。その話は、遠く離れた私にも届いていたので、余程嬉しかったのだろう。
残念ながら、決して彼が優れた教員だからそういう配置と異動になったわけではなかったとの話を聞いた。進学校は往々にしてクラス数の多い大規模校である。したがって、必然的に教員数も多い。この意味がおわかりいただけただろうか。。。
他にも出世して管理職になった途端に、人柄が変わったという人の話もよく聞く。個人的には、変わったというより、抑えていた本来の人間性が出たんじゃないかなと感じる。
勘違いしてはいけない。思い上がってはいけない。また、出世したからこそ、謙虚であるべきだと思う。常に自分がどう見られているかを意識したい。