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panda_55:惚れさせる

 今日も西野亮廣さんの指摘が刺さります。

 「不自由のない正しいサービス」と「不自由があるが惚れるサービス」。
 より高い値がつくのはどっちだ?
(中略)
 キミの商品を高く買ってもらいたいのであれば、「機能」に酔うな。「正しさ」にかまけるな。
 「感情」はプライスレスだ。
 人が惚れる立ち居振る舞いを学び、心を奪え。

西野亮廣『夢と金』より

 初任者の頃、昼食明けの午後一発目の授業、生理的に眠くなる時間帯とはいえ、生徒の半分以上が寝てしまうというショッキングな経験をした。今でも忘れられない記憶の一つ。
 
「教材のレベルはどうだっただろうか?」    「説明がもっと上手くできたのではないか?」
「私の授業はこんなにも魅力が無いのだろうか…」
といろいろ悩んでいた。

 そんなときに、ある先輩が一言アドバイスをくださった。

 「丸々1時間、雑談してみたらどう?

 その時は困惑したが、今なら先輩が言いたいことがよくわかる。

 初任の頃は、「不自由のない正しいサービス」を提供することに必死だったのだ。当時は辛い思いもしたが、今となっては良い学びになったと感じる。
 教員生活10年目となった今、「不自由があるが惚れるサービス」の重要性がよくわかる。生徒の心を奪う授業、自分にしか提供できない魅力、これらを追究する。


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