行こう!ユーザーイノベーションの種を探す旅に!!
こんにちは、リサーチャーの牛尾です。
★本記事のテーマ:リサーチをしてユーザーイノベーションの種を探そう!
ユーザーイノベーションしよう!
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「ユーザーイノベーション」をご存知でしょうか?
一般的には、【イノベーション = 企業の研究室や発明家によって為されるもの】というイメージがある。でも、それって本当?むしろ、ユーザーが意図せずしてイノベーションを起こしていることの方が多いんじゃない?……これが、ユーザーイノベーションの根底にある考え方です。
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最も有名な例はマウンテンバイクでしょう。
元々はカリフォルニアの若者たちが、山道を自転車で走るにあたって、自転車のタイヤやブレーキを自分たちで改造して遊んでいました。
しかしある時、自転車メーカーがそれに気づく。かくして「山用の自転車 = マウンテンバイク」として商品化されたのです。
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つまりユーザーイノベーションというのは、
・Point1:ベテラン(上級者、得意な人、専門家)の<工夫>を商品化・サービス化すること
・Point2:そしてそれによって、アマチュア(初心者、苦手な人、好きではない人、そもそも関心があまりない人)にも、その<工夫>がもたらす利便性や楽しさを提供すること
……と整理できるでしょう。
ユーザーイノベーションの種はこんなところに眠っている!
<1>
で!
ユーザーイノベーションの種を見つけるという点で、リサーチ(マーケティングリサーチ、UXリサーチ)は大いに役立つと思うんですよ!
<2>
例えば、あなたが食品メーカーに勤めているとしましょう。
その場合、
・Step1:まずは料理が得意な人の行動を観察したり話を聞いたりして、その人の<工夫>を探す
・Step2:その<工夫>を商品化・サービス化する
……となります。
こうして生まれた商品は、料理が得意な人から見れば「そんな商品要る?自分でやった方が早くない?」「そんなの手間でも何でもないけど……」なんてものになるでしょう。
しかし料理が不得手な人や、なるべく時短したいという人からはメチャクチャ喜ばれるはずです。
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続いて、あなたがSaaS領域で新規事業の立ち上げに携わっているとしましょう。
その場合は……そうですね、Excelが得意な人を観察してみてはどうでしょうか?
ほら、「えっ!Excelってそういうこともできるの!?」というようなすごい使い方をしている人がいるじゃないですか。そんなExcelマスターたちの<工夫>を商品化・サービス化するのです。
あるいはGmailとか、最近ならNotion辺りですかね、素人目には理解不可能なカスタマイズを加え、すごい使い方をしている人がいますよね。彼らがやっていることは、商品化・サービス化できるかもしれません。
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また、【ダイエットに成功した人の<工夫>を商品化・サービス化する】なんてのも面白そうだと思いませんか?
上手くいけば、どうしてもダイエットに挫折してしまうという人に喜んでもらえるものが出来そうですよね!
ってな感じで、リサーチを上手く活用してイノベーションの種を探しましょう!!