【介護施設の人材マネジメントに関する実態調査】介護施設の経営者・責任者、88.1%が「人材マネジメント」に課題を実感 「人材不足・採用活動の負担が大きい」が最多で8割以上
調査概要
調査概要:介護施設の人材マネジメントに関する実態調査
調査期間:2022年6月2日〜同年6月4日
調査方法 :インターネット調査
有効回答:介護施設の経営者・施設長・ホーム長・管理者109名
実施機関 :株式会社IDEATECH
Q1:介護施設の経営者・責任者の88.1%が「人材マネジメント」に課題を実感
Q1.介護職員の人材マネジメントに関して、課題を感じたことがありますか。
Q2:人材マネジメントの課題、「人材不足・採用活動の負担が大きい」が81.2%で最多
Q2.Q1で「何度もある」「ややある」と回答した方にお聞きします。介護職員の人材マネジメントに関して、どのような課題を感じたことがあるか、教えてください。(複数回答)
Q3:他にも「優秀な人材から辞めていく」や「急な休みに対応する人が限られてしまう」などの課題も
Q3.Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q2で回答した以外に、介護職員の人材マネジメントに関して感じた課題があれば、自由に教えてください。(自由回答)
Q4:採用がうまく行っていないと感じる理由、「即戦力となる人材が見つからない」が64.1%で最多
Q4.Q2で「人材不足・採用活動の負担が大きい」と回答した方にお聞きします。どのような点で、採用が上手くいっていないと感じているか、教えてください。(複数回答)
Q5:他にも「勤務時間の融通が利かない」や「求められる能力と求める給与のギャップ」などの理由も
Q5.Q4で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q4で回答した以外に、採用が上手くいっていないと感じている点があれば、自由に教えてください。(自由回答)
Q6:課題に対しての取り組み、「様々な媒体への掲載などで採用強化」、「既存の従業員での残業やシフトの調整」がそれぞれ45.8%
Q6.Q1で「何度もある」「ややある」と回答した方にお聞きします。現状の課題に対して行っている取り組みを教えてください。(複数回答)
Q7:人材派遣を利用する上での課題、「費用が高い」や「依頼から採用までに時間がかかる」が約7割
Q7.Q6で「人材派遣を利用している」と回答した方にお聞きします。人材派遣を利用する上で課題に思うことがあれば、教えてください。(複数回答)
Q8:他にも「協調性、技術力等で物足りない」や「たくさんの媒体で募集をかけないと人が集まらない」などの声も
Q8.Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q7で回答した以外に、人材派遣を利用する上で課題に思うことがあれば、自由に教えてください。(自由回答)
Q9:6割以上が、「有資格者の介護職人材の採用プラットフォーム」に興味
Q9.あなたは、有資格者の介護職人材を1日数時間単位で直接雇用することができ、必要な時に自分ですぐに募集が掛けられる採用プラットフォームに興味がありますか。
Q10:興味がある理由、「必要な時間だけ仕事が依頼できるので費用が抑えられそうだから」が62.9%で最多
Q10.Q9で「非常に興味がある」「やや興味がある」と回答した方にお聞きします。有資格者の介護職人材を数時間単位で呼ぶことができる、採用プラットフォームに興味がある理由を教えてください。(複数回答)
Q11:他にも「コアタイムだけ雇用できれば費用が抑えられる」や「即戦力の有資格者は歓迎」など期待する声多数
Q11.Q10で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q10 で回答した以外に、有資格者の介護職人材を数時間単位で呼ぶことができる、採用プラットフォームに興味がある理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)
Q12:採用プラットフォームについて、4割以上が「費用」や「人材スキル」に不安あり
Q12.有資格者の介護職人材を1日数時間単位で直接雇用することができる、採用プラットフォームについて、不安に感じることはありますか。(複数回答)
まとめ
今回は、介護施設の経営者・施設長・ホーム長・管理者109名に対し、介護施設の人材マネジメントに関する実態調査を実施しました。
まず、介護施設の経営者・責任者の88.1%が「人材マネジメント」に課題があると回答しました。「人材マネジメント」の課題として、最も多かったのは「人材不足・採用活動の負担が大きい」で81.2%が回答。他にも「優秀な人材から辞めていく」や「急な休みに対応する人が限られてしまう」といった課題の声も挙がりました。「人材マネジメント」の課題として「人材不足・採用活動の負担が大きい」と回答した経営者に、採用がうまく行っていない理由を伺うと、「即戦力となる人材が見つからない」が64.1%で最多、次いで「応募者が少ない・応募者の業務可能時間が少ない」が62.8%、他にも「勤務時間の融通が利かない」や「求められる能力と求める給与のギャップ」などの理由が挙がりました。
次に、課題に対しての取り組みを伺うと、「様々な媒体への掲載などで採用強化」、「既存の従業員で残業やシフトの調整」がそれぞれ45.8%で最多、「人材派遣会社を利用している」が37.5%でした。人材派遣を利用している経営者へ、人材派遣を利用する上での課題を伺うと、「費用が高い」(69.4%)や「依頼から採用までに時間がかかる」(66.7%)、他にも「協調性、技術力等で物足りない」や「たくさんの媒体で募集をかけないと人が集まらない」などが挙がりました。
そこで、「有資格者の介護職人材の採用プラットフォーム」について伺うと、6割以上が興味を示しました。興味がある理由については、「必要な時間だけ仕事が依頼できるので費用が抑えられそうだから」が62.9%で最多、「資格者の急な人員不足に対応できそうだから」が55.7%の結果になりました。他にも「コアタイムだけ雇用できれば費用が抑えられる」や「即戦力の有資格者は歓迎」などの期待する声が多数挙がりました。一方で、採用プラットフォームについて、「費用」や「人材スキル」に不安を感じるという声も約4割に上りました。
今回の調査では、介護施設において人材不足が深刻化している実態が明らかになりました。自ら募集をしても応募者が少ないことやスキルのある人材がいない、時間の融通がきかないといった課題が浮き彫りとなり、課題の解決に対する取り組みに苦労している経営者の声が多く寄せられました。また、人材不足を埋めるために人材派遣を活用している介護施設もあるものの、依頼から採用までに時間がかかり、急な欠員への対応は依然難しいようです。時間の融通が効く即戦力になる人材とのマッチングが叶うサービスは、高齢化社会である日本において、今後ますます必要となってくるのではないでしょうか。
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