ヒリつく感覚
アタシらはそんな感じのスリリングさを求めている節がある。
ヤバいことがしたい。正月休みでのんびりのほほんと暮らしているとそう思ってくる。ヤバいねえ。
とりあえず四日間寝て過ごした。
朝10時に起床⇨ダラダラしながら起きる⇨朝飯が出てきて食う⇨昼飯が出てきて食べる⇨お昼寝⇨夕飯出てくる⇨寝る⇨最初に戻る
そんな生活を繰り返した。ずっと望んでいた。お盆と年末のこの時間を楽しみに生きている節がある。平日は現場を駆けずり回りながら、これだけが自分にとっての報酬と思っているくらいだった。でも焦る。
ヤバい。スリルが足りない。あ、布袋がどうのこうのって話はしないぜ? 群馬県民だがそこは弁えている。でも、何だかヤバい気がする。、、、ううん、まぁ。ヤバさを求めているのだが、そっちのヤバさではなくこっちのヤバさが欲しいんだ。文面で伝わらないのは百も承知だが書かずにはいられないんだ。
人というのは贅沢なもので、喉から手が出るほど欲しかった安寧に、たどり着いたらついたで、今度は喧騒を求める。手に入れたら逆、終わりなんてない。バカだねえ。
だから人は絶叫マシンに乗りたがるし、激辛ペヤングを泣きながら臓腑に掻っ込む。そうせざるを得ないんだよ。わかるかい?
みんながわかるからそんなもんが市場に存在してるし、採算が取れてるんだよ。
若くて刺々しい、鬼ヤバい感覚。深夜に現れるあの焦燥感が消えかかってるよ。怖いよ。だって、夜普通に眠れるんだもん!!日が変わる前に!!
ジュブナイルじゃない、ジュブナってない。モラトリアってないよ!! ふつうに呑気に寝て、翌朝早起きして仕事に出れる。健全すぎて反吐が出るぜ。俺は普通の人だったんだ!!主人公ではなかった!!幼い俺には秘密にしておきたいが蓋を開ければそうだったんだよ。残念!!by波田陽区。