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自分の理解できることを増やすための、自分中心ではないインプット


はじめに

僕が普段から行っている株式投資の世界では「自分の理解できるものだけに投資しよう」ということがよく言われます。これは、よくわからない良さそうなもの(例えば最近だとAI、DXなど。その人の知識によりますが)に投資をすると、よくわからないまま損をする傾向にあるからだと思います。僕の経験上も、そういう傾向はあるように思います。

しかし、自分の理解できるものだけに投資するということは、裏を返せば、自分の理解できることを増やす必要があるということを意味するように思います。日本の上場企業は3000社以上あります。それを自分の知識不足で300社だけを投資対象とするのは、あまりにもったいない気がします。

そのため自分の知識を増やしていくのですが、ここで重要になってくるのは自分中心ではないインプットだと思い始めたので、今回はその話を書いていきます。


自分中心ではないインプットの方法

ネット、アプリ以外の情報を取り入れる

ネット、アプリは情報収集にとても便利ですが、構造上、自分の興味があるものばかり見ることになるという問題点があります。

例えば、ネットの記事を読むには、タイトルリンクを押すことが必要になります。興味のないタイトルを押すこともできないことはないですが、かなり意識しないとできないでしょうし、苦行です。

また、みんなスマホに興味のないアプリは入れないはずです。イヤホンで興味のないポッドキャストを聴くことはないはずです。今回の話のテーマに沿って考えると、スマホ、イヤホンの逆を行く必要があります。興味がないことに(苦行ではない形で)接するのです。


紙媒体を活用する

興味のないことに接するのに適したものとして紙媒体があります。3つ例を挙げます。

①新聞
②雑誌
③四季報

①の新聞は、よく言われるように、興味のない話も否応なく全文が視界に入ってきます。タイトルに興味がなくても、一応読んでみることへの抵抗感は下がるように思います。

②の雑誌も同じような話ですが、ある程度興味の持てる雑誌なら、ついでに特に興味のなかった記事も読む気になることがあります。

また、全く興味の持てない雑誌以外は一応目を通してみるのも有効な気がします。例えば、僕は日経トレンディをコメダで一応読むようにしています。特に興味を持つことのなかった新しい情報に触れる確率が高まるためです。

③四季報についてはオンラインでもいいのですが、たくさんの企業にざっと目を通すには紙媒体のほうが向いていると(個人的には)感じます。

四季報をどう活用するかというと、ひとまず全部読むというのが、身も蓋もないですが一番有効な気がします。そうすると、普段興味を持つことのなかった建設、食品、機械、化学等々の数多の企業に興味を持つきっかけができます。個人的には業績の前に会社についての文章を読み「こんな事業があったんだ!」と驚くことが大切な気がします(それで儲かるかはともかく)。


人の思考をトレースする

さて、紙媒体を駆使して視野を広げたとしても、自分の好みから逃れることは容易ではありません。自分の好みから離れないと、知識の飛び地を生み出すことができず、自分の幅を狭めてしまう気がします。

これを防ぐためには、人の思考をトレースすることが大切なのではないかと最近思いました。やり方の例を2つ考えてみます。

①人と会う
②人の書いた文章から思考を再現する

①の「人と会う」は、とてもストレートで良いやり方だと思います。人との会話の中でこそ新しい切り口が見つけられます。その考えに至った思考プロセスも教えてもらえるかもしれません。

問題は、人と会うだけのコミュ力が必要なことです。僕はコミュ力に課題があるのと単純に体力がないので、投資のオフ会に参加する機会が限られます。それでも、Xなどで2,3人くらいは密に投資の話をできる人はいて(少ない!)、そのことは投資にとても役に立っています。

②の「人の書いた文章から思考を再現する」というのは、コミュ力に自信がない人でもできる良い方法です。例として自分がXに書いた文章を引用します。

有名な投資家の方の保有一位を四季報で見たらとても良さそうで、HPを見たら元々思っていたのと良い意味で全然違う事業内容だった。こういう学びを大事にしたい。

こういうことがあるととても嬉しいです。この場合は人の書いた文章ではなく単語レベルなのですが、そこに目をつけるのか!という驚きで調べてみたらまた驚くという、今回狙っていた視野の広げ方にぴったり合う内容だと思います。

投資の本なども学びが多いですが、良し悪しの判断が難しいため、経験豊富な方におすすめ本を聞いてみた方がいいかもしれません。


まとめ

・自分の理解できるものに投資する=自分の理解できる物事を増やす必要がある

・理解できる物事を増やすには、自分中心ではないインプットが重要になる

・紙媒体は興味のないものを読むのに適している

・人の話を聞く、人の文章から思考を再現することは知識の飛び地を生み、自分の視野を広げることに繋がる

今回の記事は以上となります。長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!

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