ASYL PLUS(アジールプラス)

1テーマ 1000文字程度で書く訓練はじめました。 雑記帳。 1984年生まれ。男性。

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最近の記事

物を買う基準について(#11)

最近は、各種サブスクやシェアリングサービスなどで物を持たない方々が多いと思います。車も、なんなら家も賃貸・所有せず、ホテル暮らしなどで生活する。その一方で、物に囲まれ生活している人もいます。 身の回りの物って、何か理由があって自分の近くに引き寄せてきています。「自分が将来こうなりたい」という願望や可能性だったり、楽しさや嬉しさ、安心感、不安感などの感情だったりします。 そこで、どうして物が多い、散らかっている。という状態になるかというと、単純に無駄な物が多いということにな

    • 労働問題、子育て、働き方について(#10)

      私も数年前までは、組織に所属し、月20日勤務・労働時間8時間(正確には平均10時間以上)、たまにある無償の休日出勤を10年続けてきました。現在はフリーで仕事をしていますが、いま考えてみるとよくやっていたなぁというのが正直な感想です。 私の場合は共働きで祖父母も離れた土地に住んでいたちめ、子供が発熱・病気になった時は、夫婦のどちらかが会社を休まなければなりません。一人職場の場合、いくら有給休暇の制度が充実していたとしても、物理的に休むことは不可能です。そして、夫婦のどちらかが

      • 社会彫刻。ビジネスと社会貢献。(#9)

        社会彫刻 LIFE INSIDER(BUSINESS INSIDER)というサイトの2024年9月3日の記事に、自宅兼書店の「Daily Practice Books」を運営されている堅田真衣さんという方の紹介がされていて、非常に感銘を受けたというか、すごく自分の中でモヤモヤしていた部分が言語化できたので、少し書きたいと思います。 この方は普段は、広告代理店でアートディレクター・グラフィックデザイナーの仕事を週5日されていて、週2日、自宅兼書店をされています。 「住み開き」

        • ビジネスの分類(#8)

          起業、ビジネスを考えるうえで、その前提となるビジネスの定義・目的が人によって、かなり違うのを最近実感したので、自分なりの分類を書きたいと思います。あくまで自分なりなので思い込みの部分も大きいと思いますが。 1 資本主義型ビジネス これは従来の一般的な形で、マーケットのニーズ、需要がある分野の商品・サービスを提供しましょうというもの。人間の欲望や健康、お金とより密接に関係している。お金を得て、会社(事業体)を維持成長させること、経済的発展を一番の目的としている。右肩上がりの

        物を買う基準について(#11)

          アテンション・エコノミー(#7)

          アテンション・エコノミー(注意経済)という言葉を知らなかったのですが、最近知ったので思ったことを書きます。 本来、価値がない物が価値を持ってしまった。ような現象だと思います。ただ、いったん価値を待ってしまった以上、それは社会の中で交換されてしまうという重大な問題になってきます。貨幣が貨幣である理由と同じように、きっかけや起源がどうであれ、人々に認知され、流通してしまうと、中身がなくても、偽物でも、それが本物になってしまうのですね。これは、『ある災害が起きたら◯◯が店頭から消

          アテンション・エコノミー(#7)

          お酒を辞められない人は、人生を無理している。(ドーパミン中毒)(#6)

          私は以前、お酒が好きで毎日、350mlの缶ビールや缶チューハイを計2〜3本、さらにワインをビンの半分〜1/3ほどを眠る直前まで飲む。というのを7、8年続けていました。飲み会もわりと多かったです。直近2、3ヶ月は休肝日が週3日位に増え、そしてここ1ヶ月ほどは全く飲んでいません。まだたった1ヶ月なので、あまり偉そうに禁酒や断酒をいえる立場ではないですが、思うことを書きます。 かなり飲んでいる頃も身体面では健康で、毎年の診断も全く異常のない数値でしたが、精神面でいうとかなり依存し

          お酒を辞められない人は、人生を無理している。(ドーパミン中毒)(#6)

          市場と無縁(♯5)

          網野義彦著『日本の歴史をよみなおす』(ちくま学芸文庫)に商品に関しての面白い部分があるので抜粋要約すると、 『通常、モノとモノを、人と人のあいだで交換されると、贈与互酬の関係になります。贈り物をして、相手からお返しをもらう行為がなされると、人と人との関係は、より緊密に結びついていかざるを得ないことになっていきます。これでは商品の交換になりません。ではどうしたらモノは商品として交換されうるか。 勝俣鎮夫氏によると、モノがモノとして相互に交換されるためには、特定の条件をそなえた場

          フェデリコ・フェリー二の映画と少しだけ村上春樹(♯4)

          20年位前の大学生の頃に、イタリアのフェデリコ・フェリー二監督の映画にハマっていた時期がありました。ちょうど村上春樹の小説にハマっていた時期と同じ頃なのですが、今考えて何が良かったのか思い返してみたいと思います。 イタリア映画って、なんかわかりづらくて、小洒落ていて、いけすかない!ってイメージがあると思いますが、実際はお洒落はお洒落なのですが、言葉、台詞とかは結構下品で、緻密さ・繊細さと下品さが合わさったような感じです。このアンバランスさが心地よくて、日本なら大阪とかの関西

          フェデリコ・フェリー二の映画と少しだけ村上春樹(♯4)

          妖怪って何だろう(♯3)

          子供の頃から妖怪とかお化けとかが好きで、怖がりながらも漫画やアニメを観て育ちました。昭和59年生まれの40歳なので、保育園〜小学生当時はアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の3期の再放送や、『地獄先生ぬーべー』や『学校の怪談』なんかもかなり流行っていた記憶があります。鬼太郎は漫画でも幾度となく読み返しているのですが、そんな流れから多少、民間伝承や民俗学に興味を持つようになりました。 山にある怪異 世の中には科学的に説明のつかない現象や、辻褄の合わない、合理的ではない矛盾した事象がごく

          妖怪って何だろう(♯3)

          SF小説・SF映画で学ぶ社会学(♯2)

          SFに関しても社会学に関しても、凄く詳しいわけではないのですが書きます。 社会学については、昔公務員試験の勉強をした時に『スーパー過去問ゼミ』という問題集があって、それの社会学1冊をやったのが社会学に触れるきっかけになりました。デュルケムの『自殺論』や、オルテガ・イ・ガゼット『大衆の反逆』など有名どころのほんのさわり程度の中身でしたが、社会学のテーマというか1つの未来像、このままこの制度が加速していったらこうなるぞ!みたいなのって、実はSFなんだ!と気が付きました。SF映画の

          SF小説・SF映画で学ぶ社会学(♯2)

          植物を育てること(♯1)

          植物を育てるのは少し面倒臭いです。たぶんやらない方が楽です。だけど、なんでやってしまうのか。それは、造花の方が楽なのと同じで、掃除が大変なのと同じ気がします。 外の庭や畑で考えると、雑草を抜いて、手入れしてを繰り返すのは、誰がどう考えてもコストパフォーマンスは悪いです。 だけど、変化に気づくことができます。四季の変化、状態の変化、自分自身の変化。以前、YouTubeで観た禅寺の『永平寺』での修行の様子が、何か通じるものがあるでは、と自分は勝手に思っています。外界のノイズに気が

          植物を育てること(♯1)