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K-POP独り言

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日々気づいたこと、気になることに関するメモを、モノローグ的にまとめています。雑多な断片集。
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癒しのノベルティソング:MOMOLAND ”BBoomBBoom"

ぐれいっt!! ジョンの不幸から明日で1か月、SHINeeやジョンの曲が聴けない日々が続くなか、耳や目をこじ開けて入ってくる曲があります。 MOMOLANDのぶんぶんです。 どこかで聴いたような「Kぽらしいダンスビート」、T-araだっけ?サイだっけ?これって前の曲のポイントダンス?え~もうなんでもいいわ、と畳みかける振付引用の洪水、はてはブルゾンちえみらしき髪型まで…。 ひたすら楽しい、憂き世を忘れて、ただ浮かれてただただ楽しい。 そしてエロい。腰がエロい。エロくて楽しい。 エロ楽しい。 (←ジャンル認定) 故大瀧詠一は、みずからの楽曲を、歌を重視したメロディーソングと、リズムを重視し、おふざけ的な要素を満載にした「ノベルティーソング」に大別し、秀逸な楽曲を遺しましたが、まさにぶんぶんは見事な「ノベルティーソング」といえそうです。 二段横蹴りプロデュース、オーディション番組を経て結成されたMOMOLANDは、プロデューズ101に完全の陰で地味な存在でした。デビュー後数か月での大量増員も、「うまくいってなさ」を強調してしまい、さらに微妙な感じになっていましたが、新メンバーJOO Eのファニーキャラがブレイク、その勢いに乗って、前活動曲のEDM版からの、今回のぶんぶんという流れ。 「目立つのはナンシー(ダブル顔の子)かヨヌ(背の高い子)しかいないけど、ヨヌはなんかやりたくなさそうだよなあ…」といったこれまでの流れをほぼ払拭。JOOEの爆発力を軸に、各メンバーが本当にいきいきした感じになってますね。テンション低め美女のヨヌなどは、これまでと一転して、いきいきとエロ担当を演じています。 なかなか売れることの少ない楽曲制作チームプロデュースのガールズグループですが、二段横蹴りも、JOOEを軸としたノベルティ的イメージがつくられることではじめて、本領を発揮してくれた感がありますね。ぶんぶんが収録された今回アルバムも、全体としてとてもよい楽曲がそろってます。 この動画は、前日にMカで一位を取ったあとのパフォーマンスですが、なんとも勢いがあってよろしいですね~。MVや音源にくらべて(同じ音源トラックのはずなのに)テンポがはやく感じるのも面白いです。MVでただのテロップだった「ぐれいっt!」の生掛け声は、もはやはずせないサウンドのひとつです。 そんなこんなで、すっかり僕にとって癒しのノベルティソングとなったぶんぶん。そっか、これが足りなかったんだなあ、これが。

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大衆エンタメ/サブカル――少女型KPOPアイドルの分解

TWICE的なものとLOONA的なもの…つまり大衆的なエンターテインメントと先進的なサブカルチャー。 両者の統合にこそKPOPの本領があり、そこにこそ熱狂してきたんだけれど、やはりそれを維持することは難しいことなのだなあ、としみじみ思う。それぞれKPOP市場のどこを喰っていくのか、それぞれに戦略を発展させ、場所を棲み分けるようになっている。 (市場の)少女時代は終焉をむかえ、(市場の)成熟という名のマーケティング的理性の析出と市場の細分化(市場適応戦略の多様化)。しかし表現そのものはより少女性が売りになるという皮肉…。 もちろん国民的~に統合される大文字の「文化」よりも、多様性ある文化発展のほうが「望ましい」と思いつつも、なんだかやはり考え込んでしまう。 秋の夜長(てか早朝)の愚にもつかない一考察。

오늘(O:neul)パク・ラオンさんの歌声

昨日(5月4日)、はじめてパク・ラオンさん率いる오늘(O:neul)のライブをみたのですが、ほんと素晴らしくてすばらしくて… …いまもあの音の歌声の余韻が体のまわりに漂っている気がします。 오늘(O:neul)は、パク・ラオンさんVo、ソン・ミホさんBass、アン・ガンホさんGtの、ミニマムなジャズトリオ。レパートリーは、ジャズを中心に、ボサノバを交えつつ、パク・ラオンさんの持ち歌でもあるアリランなんかも。 会場に入ると、10分くらい前からすっと入ってきて、セッティング

2016年K-POP振り返り:事務所の存在感

だいぶ前に書いてオクラ入りになっていた記事です。ぐぐだんの新作がとてもよかったので、アップしてしまいます。すごく読みにくいので、ほんとはしっかり書き直すべきなのですが… 今更ですが、2016年のベスト女子アルバムは、新人についてはGugudanでした。VIXXもすごくよかったし。 というわけでGugudanカムバ記念アゲ、です。 ~~~~~~~~~~~~~ 2016年を振り返ると、K-POPを彩るアイドル事務所の「存在感」にある種の揺らぎが見えた年であったと思います。

永遠の少女時代としての"J"

Jessicaのソロ。第2弾も「らしさ」が出た、すんばらしい仕上がりですね。かつて氷姫と呼ばれた彼女の、本領発揮ともいうべきビジュアルと、ひんやりとしていてやわらかなポップ感にあふれたサウンド…。 SMなんて軽く凌駕しているんじゃないか?という気にすらなるジェシカ専用制作会社CORIDELエンタの仕事も相変わらずゴージャスです。さすが大陸資本…桁違いという感じが… ところで。 こういうこと言うのはよくないかもしれないのですが…この曲、MV。完全にジェシカらしい、ジェシカ

白く塗れ!?ポリコレあれこれ

いつからいつまで、なのかは覚えていないのですが、昭和の終わり、「小麦色の肌」というのが、美貌として語られていた時期がありました。平成の初期には「ガングロ」なんていう時期もごく短期間ありつつ(めっちゃ短かったけど)、「美白」なんていう時代が、だいぶ続いているように思います。 「小麦色」の時代、アグネスラム、南沙織といった「これぞ」といった人たちだけでなく、あんまり小麦色イメージのない松田聖子だって、「小麦色のマーメイド」なんて曲もあったりして、ジャケットでは日に焼けた肌が強調

ZICOの職人的快感

K-POPを聞き出す前、歌謡曲やJ-POP未満の日本のポップ音楽を聴いていた時期があったのですが、最近それが再燃して、色々とCDを買ったりしています。故大瀧詠一の再発とか、筒美京平のBOXセットの新装版とか、藤村美樹(元キャンディーズ)のソロとか…。 K-POPにハマった理由はいろいろとありますが、上記のような歌謡曲を聴くという流れで、パフォーマーと作家の分離をはじめとする、産業音楽的なものの面白さに心惹かれるようになってきた、という点があります。 若いころは、音楽という

「少女型」へのまなざし(の違い)に寄せて

IDOLOGYのMimyoさんが下記の記事をRTされていて、とても興味深く拝読しました。 걸그룹의 표정 / 소녀형 그룹 양산 러쉬에 부쳐 (ガールグループの表情/少女型グループ量産ラッシュに寄せて)http://taengal.tistory.com/133 読んでいると色々な部分で興味深く感じたり、色んな方向に考えが巡ったりするのですが、1つ中核となる議論のポイントとしてあげたいのは、著者の탱알さんが、TWICEサナの「シャシャシャ」を、10年前のワンダーガールズ

アイドルと付き合う、ということ

こりゃまた、釣り的なタイトルとなっておりますね…すんませんなあ、というわけでover35の永遠のチェリーボーイ、パンチャです。 さて、SHINeeがいよいよカムバックということで、非常にわくわくしております。とはいえ、あまりいろいろと事前情報を見ないようにしていて、基本的には湖のふもとで猫と静かに暮らしています(矢野顕子的イメージ)。 最近、下記のブログを興味深く拝読しています。米国に住まいながら現代思想、人文知を駆使しつつ(「東方神起」の「構造分析」などは、お茶の子さい

Kはガラパゴスの夢をみるか?RV「ロシアンルーレット」雑考

RVの新作、なんとも面白く、またアルバムもそれぞれいい曲で、CDかったるぞ!という気持ちになっています。 ミン・ヒジン的な意匠を施したSMのコンテンツには、単にスタイリッシュなアートワークというだけでなく、若さを商品にするアイドル商売への、ひりひりとした(自己言及的な)批評性が含まれていて、それはEXOでは厨二的な形をとったり、RVではキッチュやブラックユーモアの形をとったりします。 特に、「アイドル事務所による若さの搾取」というイメージをユーモアとキッチュさたっぷりに諧

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パク・ジミンによるヒョゴカバー

新曲を聴いて、プライマリ&ヒョゴの曲を思い出すなあと思っていたら、カバーしてた。影響受けているんだろうなあ。今回のソロアルバム、全体としてもっと明るいパキッとした感じの方が聴きたい気もするけど、もともとハリと華やかさがある声だから、しっとりと歌っても内省的になりすぎない感じなのがいいかも。

オッパー!BLACKPINKにみる「YG性」の変容と持続

BLACKPINK、韓国最大といわれるダウンロードサイトのチャートを見ると人気は上々。個人的には「え、B.Pink?!」とか言ってたら実際に、ブラック・ナウンな女子が中にいてびっくりして食い入るようにMVをみてしまいました。 「じぇにやし!別に似てね~し!(ぷ~)」 さて、いろいろと物議を醸しているようなBぴん子さん、争点は(1)女性性の表現の仕方と、(2)金太郎飴な楽曲問題の2つの絡み合いにあるようです。 前者については2曲中の1つ「ボンバイエ」(←猪木っぽいカタカナ

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SHINee Onew - How Deep Is Your Love

とりあえず今回の「星降る夜」が大好きなこの流れっていうのがほんと嬉しい。 今のオニュだったらもっと違った歌い方になるんだろうなあ…。

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[MV] UNICORN(유니콘) _ BLINK BLINK

Idologyの7月下旬のファーストリッスンで好評を得ていて聴いてみたら「へー!」と面白かったユニコーン。去年デビューしてたなんて、ぜんぜん把握していなかった。 一見・一聴して、えぷorれっべるなんだけど、なんといっても国内作曲陣による楽曲というのと、気合いの塊であるSM作品では味わえないようなユルさが、一線を画している感じ。 全体としてなんかパルコとかラフォーレな雰囲気も感じるけどどうかしら。映像技術のことはよくわからないけど、出はじめのデジタルエフェクトを使い倒しながら70s的なサイケ感を出す、という90s的な感じが、そんな印象につながっているのかも。 ちなみにダンスバージョンをみると、また印象が変わってくるという…。 結局、注目すべきなのかどうかまったくもってわからない、ゆえになんか妙に気になるユニコーンたそなのでありました。