【新世界紀行】バングラデシュが見えてきた #13 短期なら何でも楽しめる
ダッカは好きか?
チッタゴンからダッカへ行く飛行機の中で、隣に座ったバングラデシュ人と少し談笑し、最後にダッカは好きか?と聞かれた。
ダッカはバングラデシュの首都で、所謂人口密度が世界一のカオスシティだ。
私は特に何も深く考えずに、「ええ、もちろん」と答えた。
彼は、その答えを聞くと、私は好きじゃないという苦々しい表情をした。
好きではないというのはおそらく本音であって、人とリクシャと車が多すぎて、どこを移動するにもストレスが異常にかかるからだと思う。
市民として生活するにはとても苦労が尽きない。その一方私は単なる旅人であるのでその混沌としたカオスな状況も一時的には楽しめるのだろう。
ただ住むとなったら話は別だ。通勤地獄は東京の比ではないと容易に想像出来る。
排ガスに塗れながら毎日移動することになる。
やはり、単なる旅人である私と住人との好きの感覚は時間軸が全く異なっている。
長期と短期ではものの見方が違う。
見方を変えると短期なら過酷な状況でも何でも楽しめるということだろう。
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