専門的なコミュニケーション技術を応用して日常生活をより良いものに【バイスティックの7原則】
こんにちは、れんちです。
時が進むに連れて、どんどんコミュニケーションスキル、所謂コミュ力を求められるようになっていますね。
ネットの発達により、個々人の生きる世界が広がり、老若男女限定せずか関わりを持てるようになって、人生はより豊かになりましたが、その反面求められる物のレベルがあがり、苦労されているかたも多いと思います。
ここでは、相談援助における専門技術を使ったコミュニケーション方法を示します。
専門的な技術を応用して、どうか皆さんの日常生活をより良いものにしてください。
まず、見ていただきたい物があります。
バイスティックの7原則
1.個別化の原則
2.受容の原則
3.意図的な感情表出の原則
4.統制された情緒的関与の原則
5.非審判的態度の原則
6.自己決定の原則
7.秘密保持の原則
これは、相談援助における7つの大原則です。
これを守れない相談援助職は3流と言っても過言ではありません。
また、これらを応用すれば、間違いなく日常生活におけるコミュニケーションに有利に働きます。
それぞれを見ただけでは、内容を理解することは難しいので、これから一つずつ解説をしていきたいと思いますが、この記事ではまず1つだけ取り扱います。
1・個別化の原則
1つ目は、単純にして、それでいてとても重要なことです。
解説していきます。
個別化の原則とは、
相手を一人の個人として認識し、相手の考えや境遇を他の例に当てはめようとしないということです。
皆さんが、誰かに悩みを相談したときに、「分かる~私もさあ・・・」と、言われたことはありませんか。
これは、「共感」と言われる方法ですが、うまくいく場合もあれば、「あなたに私の何がわかるの?」と思われかねない方法でもあります。
同じ体験をしたとしても、どう感じるかは個人によって全く違うのです。
あなたが長く使っていて、愛着が湧いてしまい捨てられないものはありませんか?
あなたがどうしても苦手なものはありませんか?
幼い頃のトラウマはありませんか?
人に歴史あり、という言葉があるように、人にはそれぞれ生きてきた環境があり、体験してきた事実があります。
それら全てが人格を作り、それをもとに、個々の反応が生まれます。
毎日アイスを食べる人間と、1年に1回しかアイスが食べられない人間にとって、同じ100円のアイスでもその価値が違うように、人には違った価値観があります。
相手の話しを少し聞いただけでは、相手を理解することはできませんし、「分かった風」な反応をしてしまうと、怒りを買う羽目になってしまいます。
以上のことより、
「みんなそうだよ」「誰だって苦しんでるよ」は禁句です。
「あなたの気持ちはわかるよ」も禁句。
相手の感じたことを、真の意味で理解することはできません。ましてや、それを否定することは自分勝手な行動です。
では、どのような言葉をかけたら良いのか、には、次の受容の原則が役に立ちますが、今回の記事はここまでです。
ありがとうございました。