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会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方 [実践編] を一気読みしました!
今朝、到着しました!!!
ほんで、一気に読んじゃいました。
読み終えて思いました。
「決算書ブーム」「企業分析ブーム」よ、巻き起れ!
と。
本当は”ブーム”じゃなくて広く定着せよ、ってことなのかもしれないですけど笑
実際の決算書、それに関連する資料を基にした企業分析の事例がたっぷり収録されています。この本を読むとあらためて分かることですが、決算書「だけ」を見ても、読めても仕方が無い、ということです。
一番最初に、この本が目指すゴールが示されています。
決算書を見て、自分で有用なメッセージが作れる
としています。これこそが「決算書を読める」である、と。
数字だけを見るのではなく、事業の内容、また、会社が何をリスクとして認識しているのか、事業そのものと数字を結びつけることの必要性が強調されています。
会社のこれまでの歴史、どんな道を辿ってきたか、あるいは、競合と比べてどうなのか、またあるいは、どのように因数分解するのが良いのか、その実際の分析の方法が示されています。また、事例ごとに、その情報はどこに載せられていたか、が示されているのがこの本の大きな特徴の一つです。ケースの最後に”今回の【情報ソース】”という箇所が設けられています。
たとえば、
●今回の【情報ソース】
①有価証券報告書
・第1【企業の概況】
・第2【事業の状況】
・第5【経理の状況】
②決算説明資料
という具合に。
どこにそれが書かれているのか、載せられているのか、です。
自分で調べようとした際に、知りたい、確認すべき情報がどこにあるのか探りあてる大きなヒントになると思います。
個別の事例分析、どれも非常に興味深いものでしたが、個人的に一番、なるほどねぇ、と感じたのが
#ハイデイ日高 さんと #王将フードサービス さんの比較分析でした。
コロナ禍で両社の事業に何が起きたのか、それが業績にどのように顕れたのかを決算書の分析から説明されています。
「赤字」の企業を例にとった、「良い赤字」「悪い赤字」、会計の限界も、楽しく読めました。
企業の投資行動から、どんな意図がそこにあったのかを考える方法、アプローチがいくつも示されていました。これを楽しむには想像力、連想力の必要性を感じました。実際に企業分析の数をこなすことで、その想像力、連想力が研がれていくんだろう、ということも思いました。
本の最後に、こう書かれています。
「決算書をツールとして使い倒すと、こんなにもビジネスが面白く見えるのか!」
その通りだと思います。
「この続きが知りたい」「続きはどうなるんだ?!」というドラマ、アニメ、漫画等にも似た感じになるはずです。
次の決算はどうなるんだ!?
決算の数字を見て、一体、そん会社の事業に何が起きていたのか?起きたのか?
そんなワクワクな機会を決算書は提供してくれますし、そんなワクワクをもたらしてくれる企業が増えてほしいですね。同時に、決算書を楽しみに待っている人たちが増えれば、その人たちに理解を深めてもらおう、正しく理解してもらおうと、決算書の発信が磨かれることになるのでは。
「決算書ブーム」「企業分析ブーム」よ、巻き起れ!
妄想がますます膨らみました。
決算書ブームが巻き起こってほしい!
そんな妄想を膨らませている理由です。